...おれには影がないぞ...
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」
...本当に人影がないのですか...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...島田という人は政治上の働にすこしも暗い影がない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...丸で日影がない...
田山録弥 「百日紅」
...なんだか淋しそうな影がないこともなかった...
豊島与志雄 「山吹の花」
...それらの街路にはまったく人影がないでもなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ人影がないばかりである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どこにも影がないじゃないか」富士が言う...
中里介山 「大菩薩峠」
...燈火(ともしび)の影がないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...姿があって影がないんでございますからね」「冗談を言うな...
中里介山 「大菩薩峠」
...路の真ん中には全く人影がない...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...人影がないのを見いだした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...友千鳥諸声(もろごゑ)に鳴く暁は一人寝覚(ねざ)めの床(とこ)も頼もしだれもまだ起きた影がないので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかし今はその面影がないほど工業の地となってしまいました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...Wの子らしい面影がないと同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今でも宮津藩の指南番席頭(せきがしら)であった時代の面影がないでもない...
吉川英治 「剣難女難」
...――夕方はあれほど雑沓(ざっとう)する英人遊歩道路(プロムナアド・デ・ザングレエ)に、人影がない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ある国では寂(じゃく)として人影がない...
和辻哲郎 「茸狩り」
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