...全くの独立で木彫りを家業として始めたのはこの時からであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...牙彫り全盛時代といってもよろしい位...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...沢田(銀次郎)に勧められて牙彫りの方へ代ってしまいました(石川光明(こうめい)氏は最初より牙彫りをやった人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私に木彫りを頼みに来たのであった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...彫りかけの猿はこの時一緒に引っ越しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私が弟子を置き初めた時分……ちょうど西町時代の初期頃は木彫りが非常に頽(すた)れ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私は兄貴のように年季を入れて彫り物の稽古をしたわけでもありませんから……」と心細がりますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その刃で壁の漆喰(しっくい)の上に彫りつけた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さいぜんもお聞及びでございましょうが、彫りと言い、こしらえと言い、要所要所はいちいち金むくでございまして、いぶしがかけてあるんでございます、それに中身が備前盛光一尺七寸四分という極附(きわめつ)きでございます、出所はたしか過ぎるほど確かな物でございまして、どなたがお持ちになったからといって、かかり合いの出来るような品たあ品が違います」八十まだ中からも襖が開かず、こちらからもこれを押してみようとはしないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり字を書いてるのかい」「ええ何だかお墓に彫りつけるんだって...
夏目漱石 「明暗」
...軒さきに突きでた龍の彫りものなどをまぶしさうに見上げてゐたが...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...黄金(きん)彫りの金具...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...開成山の家の上段の間の欄間に詩を彫りこんだ板がはめこまれていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ごく小さく銘のように彫りつけてある...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彫りは派手だけれども牌(パイ)の出来は蘇州の方がいい……フウン...
夢野久作 「焦点を合せる」
...彫りにかからせた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...すごいほど鑿(のみ)の先で彫り出されている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あるいは竜門の浮き彫りと比較して考えるのは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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