...彼は形気を失ってしまった...
...彼女の形気が良さそうだね...
...彼はいつも形気がいいね...
...形気を取り戻すために、休暇を取った...
...彼の形気を取り戻すために、私が面倒を見よう...
...後生大事(ごしょうだいじ)に家付き娘の女房の御機嫌ばかり取る入聟形気(いりむこがたぎ)は微塵(みじん)もなかった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...表面(うわべ)はガラガラして江戸ッ子とアングロサクソンを搗交(つきま)ぜた紳士形気を理想としていた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...その時分は最早以前の東方策士形気(かたぎ)でなくなっていたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...これを日本国民が二千年来この生を味うて得た所のものと国民性に結びつけて難かしく理窟をつける処に二葉亭の国士的形気(かたぎ)が見える...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...政治家もまた靖献遺言的志士形気(かたぎ)を脱してジスレリーやグラッドストーン...
内田魯庵 「四十年前」
...そう云う訳で淡路にはずいぶん熱心な人形気違いが珍しくなく...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...しかるに政利に命じた時ばかり人その形気を察する能わず...
南方熊楠 「十二支考」
...葉巻形気球の初飛揚搭乗中止で命拾いした曹長ひやりとした話...
山本笑月 「明治世相百話」
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