...猪熊の爺は、形のない、気味の悪い「死」が、しんぼうづよく、丹塗(にぬ)りの柱の向こうに、じっと自分の息をうかがっているのを感じた...
芥川龍之介 「偸盗」
...精神的教養は形のないものである...
伊丹万作 「顔の美について」
...なつかしいという形のない心は...
伊藤左千夫 「春の潮」
...フワフワと形のない奴であったか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...その定まった形のない土塊(つちくれ)が身振りをしたり罪を犯したりすること...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...形のない精神の作用(はたらき)を四つにわけたものです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...形のない土くれしか製造できないのです...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...一方では形のないただの観念や観念傾向やを世間では考えたがるかも知れないし...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もしくは形のない或る一種の世の中の空気として実感される...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...手形のない者は通すことならぬ」「それではわたしが困ってしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...形のない趣(おもむき)を判然(はっきり)と眼の前に創造したような心持がしてさらに嬉しい...
夏目漱石 「思い出す事など」
...形のないまでに船を壊し...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...その外(ほか)はみな形のない雲とうつろな深みであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何か形のない物を視詰めてゐる...
牧野信一 「鱗雲」
...今漠然と心を躍らせた形のない力が...
牧野信一 「鏡地獄」
...私も夜が更けるに従って、色々の音が聞こえて来るのであるが、初めは、形のない、混沌としたしかも漠然としたその曲全体を感じる...
宮城道雄 「山の声」
...あたくしは思想なんて形のないものは...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...彼らはただ未だ形のない泥んこを捏(こ)ねているだけなのだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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