...誰が体のない、形のない、感情のない、個性のない霊といふものなんぞが、気(かうき)の中を飛び廻つてゐるのを、なんの用に立てるものか...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...」と言うとともに、恩地喜多八は疲れた状(さま)して、先刻(さっき)からその裾に、大きく何やら踞(うずく)まった、形のない、ものの影を、腰掛くるよう、取って引敷(ひっし)くがごとくにした...
泉鏡花 「歌行燈」
...その形のない、眼にも見えない静かな空気も、やはり本当は一種の物質なのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ぼくの売り物は形のない知恵なんだから...
江戸川乱歩 「影男」
...フワフワと形のない奴であったか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...その定まった形のない土塊(つちくれ)が身振りをしたり罪を犯したりすること...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...したがって五蘊(うん)とは、要するに、形のあるものと、形のないもの、すなわち有形の物質と、無形の精神との集合(あつまり)を意味するもので、仏教的にいえば「色」と「心」、つまり色心の二法となるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...なんといっても形のない心よりも...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それは形のない朦朧たる一種の星雲体のもので...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しかし幼年期の、形のない、あの漠然とした恐怖の記憶は、今も朦朧と、しかし確かに残っている...
外村繁 「澪標」
...形のない波のようなものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...形のない趣(おもむき)を判然(はっきり)と眼の前に創造したような心持がしてさらに嬉しい...
夏目漱石 「思い出す事など」
...そうして日本に他の恰好(かっこう)な詩形のないのを憾(うら)みとはけっして思わないものである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...形のないまでにバラバラにして投げる...
久生十蘭 「新西遊記」
...形のないまでに船を壊し...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...形のない粘土を用意していて...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...彼らはただ未だ形のない泥んこを捏(こ)ねているだけなのだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうすれば形のない物よりはるかに消えやすい...
柳田国男 「雪国の春」
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