...並んで一つの隊を形づくる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それでわれわれはその無理数の形づくる無理世界を想像することを強いられるかもしれん...
海野十三 「地球盗難」
...未だ様々な思念や野心などの形づくる場所のない彼の小さな頑丈な肉体の中で...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...それは即ち自己の言行などがそのまゝ環境を形づくることなのである...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...次につける語の何であり次に形づくる章句の何様であるかは...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
......
徳永直 「光をかかぐる人々」
...を形づくることが出来たのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...人々は最も直接な主観的利害によってさえ私党を形づくることは何時でも出来るのだから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...空間に形づくるとすれば...
中井正一 「美学入門」
...和音を形づくるのである...
中井正一 「美学入門」
...そこでα1α2……α6を縄が地平線と形づくる角度とし...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かような言語の外形を形づくる基本となる音の単位は...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...或る言語を形づくる音単位全体を音韻組織または音韻体系となづけてよいのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...だからそれ全部でもつて一つの靈感を形づくるものと見て差支へない...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...纔に入れ物の外観を形づくる堅固な煉瓦壁と粗末な板囲ひとの相違でないか...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...信越の國境を形づくる山の一つである...
吉江喬松 「霧の旅」
...自分の生命體を形づくる白血球は腐りかけてゐる傷口の黴菌をとゞめるため鬪爭を展開する...
吉川英治 「折々の記」
...獣性と虚栄と悪習慣とを超越して「全き人格」に憧るる時はクリアハートとクリンヘッドとをもって「人格」を形づくる刹那である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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