...香味は当字で本当は「こごみ」だろうという...
石川欣一 「可愛い山」
...コクリが狐狗狸(こくり)と書くは当字で...
田中貢太郎 「狐狗狸の話」
...白は当字に過ぎず...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...ここに書いたのはもちろん当字(あてじ)である...
夏目漱石 「坑夫」
...全くの出鱈目やら当字やらで先づ私の気分を悪くさせるのです...
牧野信一 「月あかり」
...屋根の棟の一八一八とはイチハツの当字で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...「胴乱」という字は何かの当字であろう...
柳宗悦 「樺細工の道」
...その文字は十中の八九までは当字(あてじ)である...
柳田國男 「地名の研究」
...これをある部落の地名とする場合には当字(あてじ)の誤りと見ねばならぬ...
柳田國男 「地名の研究」
...右のごとき当字が起ったのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...自分の見るところでは八景坂の八景は単に上品な当字であって...
柳田國男 「地名の研究」
...これはやはり一種の当字であって...
柳田國男 「水海道古称」
...なかなか容易には最初の当字はなくならない...
柳田國男 「水海道古称」
...当字(あてじ)が必ずしも最初の意味を...
柳田國男 「和州地名談」
...あやしげな当字(あてじ)や仮名まじりで...
吉川英治 「新書太閤記」
...きっと誰かが拵(こしら)えた当字(あてじ)でしょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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