...格別どうしようと云う当てはない...
芥川龍之介 「羅生門」
...二自分は既に述べたよう何処(どこ)へも行く当てはない...
永井荷風 「深川の唄」
...どこといってべつだん当てはないのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...どの村へという当てはないのでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...さし当りどこへという当てはないようなものだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...行ってみましょう」「どこへ? 親分」「当てはないが――たぶん西久保の辺だろうよ」老女をお静に預けたまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...再び昔の愛情に戻れる当てはないと思ふにつけ...
林芙美子 「浮雲」
...けれどもほかに当てはない...
山本周五郎 「花も刀も」
...今夜の宿の当てはないし...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??