...断截端が僅か内側に彎曲しているので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彎曲した桁が一つの迫(せり)台から他の迫台へかかり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一彎の長汀ただ寂寞として...
石川啄木 「漂泊」
...波ノウエヲクネクネト四百メートルモ彎曲シ...
海野十三 「太平洋魔城」
...空中で反射し屈折しとてつもない彎曲をして...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...彎曲した吹き溜りと云うような岸近い特殊な区域に溜っているものだよ...
大阪圭吉 「死の快走船」
...彎刀で医師に打ってかかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...彎曲(わんきょく)した踝(くるぶし)から土踏まずは瘤(こぶ)のように隆起して...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...その山の麓の平野に彎形を描きながら東南へと絶えず走つてゐた...
田山録弥 「百日紅」
...首の長いガラスのフラスコの底板を思い切り薄くして少しの曲率をもたせて彎曲(わんきょく)させたものである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...逆に吸い込むとペンと言ってもとの向きに彎曲する...
寺田寅彦 「自由画稿」
...穹窿(きゅうりゅう)の彎曲部(わんきょくぶ)と底部とにおける広さ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この場合、ふつうの物質では、棒は円の弧の形に曲り、その彎曲度から、ヤング率が計算される...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...彎曲率を負(ふ)にとればよいのでその凹み方も...
中谷宇吉郎 「茶碗の曲線」
...少し弓なりに下の方へ彎(ま)げて蔑(さげす)む様に笑った...
夏目漱石 「それから」
...小彎部及び前壁に隆起著大なる腫瘤性癌...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...……君も知ってるだろうが、鶴子を殺害した犯人はひどい猫背で、背骨が側彎し、その上跛足(ちんば)だということが判っている...
久生十蘭 「魔都」
...長い流動を印象する微妙な彎曲をもって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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