...強悪の権化(ごんげ)のようにのみ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっしの「雷太郎強悪物語(いかずちたろうごうあくものがたり)」でげすが...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...かつは西宮にそそのかされて雷太郎強悪物語十冊ものを前後二篇...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...待ちねえ」強悪(ごうあく)な伊兵衛の声もふるえています...
吉川英治 「江戸三国志」
...強悪な仮面(めん)を貼りつけたように人相まで変っていた...
吉川英治 「大岡越前」
...父母は早く死に、二人の弟が物慾が旺(さかん)で、権栄を好み、強悪をよろこび、あえて王化に従わず、ほとんど手もつけられない無道を続けてきました...
吉川英治 「三国志」
...強悪正成一人の罪としておけ……」「…………」「よいか...
吉川英治 「私本太平記」
...強悪無比(きょうあくむひ)な呂宋兵衛...
吉川英治 「神州天馬侠」
...(強悪様(ごうあくさま)のしわん坊)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼がその強悪と大慾をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...強悪(ごうあく)の身とて...
吉川英治 「親鸞」
...以前は天城四郎といっていた強悪の賊であったが...
吉川英治 「親鸞」
...強悪無類の牢頭(ろうがしら)たるわしが...
吉川英治 「茶漬三略」
...負(ひ)けを取らない強悪な男だからな...
吉川英治 「茶漬三略」
...――あの中でいちばん強悪無類だといわれていたわしでさえ...
吉川英治 「茶漬三略」
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