...是望朔の頃は太陽太陰が地球に及ぼす引力の影響最も強大なる時なればなり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...一揆暴動と革命單に主權者を更迭することを革命と名づくる東洋流の思想から推して、強大なる武力、兵力さへあれば何時でも革命を起し、若しくは成し得るやうに考へ、革命家の一揆暴動なれば總て暴力革命と名づくべきものなりと極めて了つて、今回の「暴力革命」てふ語が出來たのではないかと察せられます...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...私はここに強大なる列国の全権大使全権公使諸閣下にもご案内致しておきまして...
大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...強大な性質であっても...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...爆圧は言語に絶する強大なもので...
永井隆 「長崎の鐘」
...アメリカの強大な力に驚嘆したからではない...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...これほど強大な力と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...不斷に他の強大な動物から脅かされ...
萩原朔太郎 「夢」
...敵は強大なB国艦隊だ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...強大な競争者のあるこの宮仕えはかえって娘を不幸にすることではなかろうかと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...強大なる力こそは大陸の支那が記念しようとしたところなのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...無政府党以上に強大な勢力を有し(以上は或る程度迄事実)全世界に亘って弱きを扶(たす)け...
夢野久作 「暗黒公使」
...さしもの強大な河北もここに亡んだ...
吉川英治 「三国志」
...そのうちでも強大な最有力であったでしょう...
吉川英治 「三国志」
...すなわち享楽人はその享楽において広汎かつ強大な能力を持たなくてはならぬ...
和辻哲郎 「享楽人」
...しかも恐怖を追い払う強大な力を印象する...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...ガンジスの上流にまで及ぶ強大な国を建てた...
和辻哲郎 「孔子」
...強大な筈のインカ帝国が僅か数百人のスペイン人によって如何に迅速に征服されたか...
和辻哲郎 「鎖国」
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