...強大なる民族の貪婪なる欲望に奉仕するための奴隷となすことなかれ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...太陽の強大な不変な輻射に対して何らの説明を下そうとも思い及ばなかったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...強大な政治力が養われ今日...
石原莞爾 「最終戦争論」
...強大な武力をもっていた...
石原莞爾 「最終戦争論」
...世界無比の強大な陸海軍がある...
海野十三 「太平洋魔城」
...その破壊力の強大なる事はとてもウェリントン時代に比ぶべくも無い...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...その際技術家の生活が他の職業人の生活に較べて特に強大な安定性を有つことが出来る原因は外でもない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...彼等は政治上に於ける官僚團の勢力甚だ強大なるを知るに及で...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼等は政治上に於ける官僚団の勢力甚だ強大なるを知るに及で...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...江戸演劇の齎(もたら)す過去の習慣と伝統とは吾人の情緒(じょうしょ)を支配すること余りに強大なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...黒田長官のような強大な推進力をもった人に...
中谷宇吉郎 「『ケプロン・黒田の構想』について」
...強大なる国家と国家とが対立する時...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...同国にて学権の強大なること...
福沢諭吉 「学問の独立」
...ずっと向うにある深淵には眼をつぶったまま、運命に従って、あの強大な、さいなみながらも甘い、誰にも免れることのできぬ力に従って行けばいいのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...銕という金属が常に強大な破壊力であった...
柳田国男 「山の人生」
...彼がヨーロッパ三百万の兵士を殺して贏(か)ち得た彼の版図の強大な力であったから...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...大王はこの強大な国力をもちながら...
吉川英治 「三国志」
...特に学芸や政治の術も又非常に進歩している筈の強大なシナの国への近道を...
和辻哲郎 「鎖国」
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