...速やかに我らは強力なる統制の下に世界無比の急速度をもって我らの戦争力を向上せしめねばならぬ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...何しろあの強力な火星人のことであるから...
海野十三 「火星兵団」
...これがわれわれ民族の審美と倫理との上に他民族に見られない強力な枢軸を成して...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...この革命思想が日本の首都の東京において強力な打清運動を展開するようになったら...
太宰治 「惜別」
...前夜彼を圧倒した陰惨強力な光明の反映が残っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっと簡単強力な方法がいくらもあるだろうと思われる...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...ぼう大かつ強力な公共放送である...
中谷宇吉郎 「テレビの科学番組」
...いかに強力な補助金が与えられたにしても...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...しかもその力は親々の助けやあらゆる周囲の力にまさる強力なものだということを...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...否、自然にはときどき大きな影響力があって、最も深い省察の最中でさえ思考の進行を止め得るし、また、いかなる哲学的見解の帰結でも全ての進行を引き留め得るほど、強力なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あの病人はベッドから強力な意志で這いずり出し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...強力な双眼鏡でラリが動きを監視した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...あたかも空中で強力な爆発が起こり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...かの強力なる必然の法則の不断の作用によってのみ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして発光源においては相当に強力な光が放出されたであろうと推測した...
武者金吉 「地震なまず」
...この方にとっては強力な競争者だったのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...或る者は、後醍醐朝廷直々(じきじき)の綸旨(りんじ)によってと号しており、また或る者は、金吾どの一味と唱(とな)え、おなじ陣営にありながらも、新田義貞こそが、盟主であり総帥(そうすい)であるとまでの、強力な一致には、どこか欠けていたふうがある...
吉川英治 「私本太平記」
...そういう思いきった事をも敢然となしうる強力な精神が...
吉川英治 「源頼朝」
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