...併し私の内省は如何なる場合に於いても私の強みに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その静かさの強みに...
伊藤左千夫 「水籠」
...義雄の強みを藏する視線を避けたが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...学校の試験勉強みたいで...
太宰治 「風の便り」
...然うして自覺の強みを與へたものは矢つ張り自分だと思つた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...この点文章家としての三木の強みでもあり又弱みでもあるだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...『朝日新聞』の交換すべからざる強みであった筈だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...このディアレクティークの裏に空間に関する客観説――そう呼ぶとして――がその実証的な強みにも関らず...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...彼女らの弱さは一種の強みとなる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その説くところはなはだ柔和(にゅうわ)にして強みがさらになきにかかわらず...
新渡戸稲造 「自警録」
...作家としての強みはこれに比ぶべきはなからう――などゝ...
牧野信一 「月評」
...武者小路さんの「後に来る者に」の中に動かされない強みと云う事の書いてあったのを覚えて居ます...
宮本百合子 「動かされないと云う事」
...まず彼からその我々に対する最大の強みをうばい取るために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここでもまた濁らない歴史以前の生活の強みを見せつけられる...
柳宗悦 「全羅紀行」
...それに土地の漆を用いる割合が多いことも大きな強みでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...沖縄の染物の強みであるといわねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...官軍たるの強みを持ち...
吉川英治 「三国志」
...単に彼れの強みを説明したに過ぎなかった...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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