...併し私の内省は如何なる場合に於いても私の強みに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...この上もない強みだとのことであった...
石川欣一 「山を思う」
...○俳優に対する演出者の強みには個人的なものと一般的なものと両様ある...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...その静かさの強みに...
伊藤左千夫 「水籠」
...そんなにしているのがお前さんの強みだと思ったわ...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...然うして自覺の強みを與へたものは矢つ張り自分だと思つた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...日本型ファシズムの推進のためには絶対に不可欠な合法的仮面と近代的民衆常識の利用とを心得ていたことがその強みであろう...
戸坂潤 「思想動員論」
...強みはむこうにある...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...原料といったようなものは、交通の発達しております今日および将来では、特殊の原料、例えば水のようなものとか果物ならば桃のようなもので、きわめて持ちが悪いといったようなもの以外は、相当輸送にも耐えますので、無理にその生産地でそれを使って製造しなければならないというほどのこともないと思いますが、風土だけはまったく輸送不可能のものでございますから、それに立脚した工業であってこそ、真に強みのある、いわゆる意味のある地方工業と私は考えているのでございます...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...大夫の詞に人を押しつける強みがあって...
森鴎外 「山椒大夫」
...天使は皆強みを覚える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ここにこれらの雑器の動かす事の出来ぬ強みがあるのを感じます...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...大きな強みと思えないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この仕事の持つ大きな強みであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...創作の強みを持ちません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...単純に用途のために出来る雑具の方に強みのあるのを感じます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...沖縄の染物の強みであるといわねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...筒鳥の寂びた聲に較べては更に數段の強みがあり...
若山牧水 「梅雨紀行」
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