...殊に、私たちと水兵との間には、上下の区別と云ふものが、厳(げん)として、――軍人になつて見なければ、わからない程、厳としてありますから、それが、非常な強みです...
芥川龍之介 「猿」
...吾々は一つの部門に於ける強みが直に他の部門に於ける強みではないことを眞正に理解して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...然しこの悲しみがお前たちと私とにどれ程の強みであるかをお前たちはまだ知るまい...
有島武郎 「小さき者へ」
...その静かさの強みに...
伊藤左千夫 「水籠」
...そんなにしているのがお前さんの強みだと思ったわ...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...然うして自覺の強みを與へたものは矢つ張り自分だと思つた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...唯物論的弁証法的方法の強みの一つは...
戸坂潤 「辞典」
...『朝日新聞』の交換すべからざる強みであった筈だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...後者は作品を濃密にする強みを持つ...
豊島与志雄 「文学以前」
...そしてこの後者の強みは...
豊島与志雄 「文学以前」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...武者小路さんの「後に来る者に」の中に動かされない強みと云う事の書いてあったのを覚えて居ます...
宮本百合子 「動かされないと云う事」
...天使は皆強みを覚える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この仕事の持つ大きな強みであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それに土地の漆を用いる割合が多いことも大きな強みでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「健康」ということ以上の強みを有つことは出来ません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...何より強みの生活の感動があるのだから...
「純粋小説論」
...相当な強みを加えている筈だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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