...その静かさの強みに...
伊藤左千夫 「水籠」
...その唯一のおどかしは凡(すべ)ての人に役立つ丈(だ)けの深味も強みも持つてゐません...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人々(野依秀一、中村弧月印象録)」
...確かに自分の家だと云ふ強みは出たが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この作家の強みがあるのではあるまいかと思つたくらゐであつた...
太宰治 「津軽」
...このディアレクティークの裏に空間に関する客観説――そう呼ぶとして――がその実証的な強みにも関らず...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...また強みでもあり...
豊島与志雄 「椎の木」
...なんら性格の強みをもっていなくて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...作家としての強みはこれに比ぶべきはなからう――などゝ...
牧野信一 「月評」
...強みのある気がして慰められはした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ドイツの強みが神学に基づいていると云うのは...
森鴎外 「かのように」
...天使は皆強みを覚える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ここにこれらの雑器の動かす事の出来ぬ強みがあるのを感じます...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...大きな強みと思えないでしょうか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この仕事の持つ大きな強みであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それに土地の漆を用いる割合が多いことも大きな強みでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...沖縄の染物の強みであるといわねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...で、彼らの強みは、一般の常識が認容するところをふりかざすにある...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
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