...癇(かん)の強そうな男の前へ行って...
芥川龍之介 「路上」
...きさまは強そうなことを...
海野十三 「火星兵団」
...すぐさま、はしごがかけられ、強そうな、若い警官が、金てこをもって、その頂上に、のぼりつきました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ある夜自分の内室(いま)にいると一人の若い強そうな男が外から不意に入って来て...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...意地の強そうな顔であった...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...一人は力の強そうな大きな男だった...
豊島与志雄 「反抗」
...今まで見て来た馬のうちでいちばん強そうな栗毛(くりげ)の馬でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...武骨で強そうなるをもって武士道の教訓のごとく思うははなはだ幼稚なる武士道である...
新渡戸稲造 「自警録」
...その強そうな相手というのは誰だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...情熱も意志も人一倍強そうな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...強そうな名前じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...途端に其処に通掛った近衛の将校の方があったのです――凛々(りり)しい顔をなすった戦争(いくさ)に強そうな方でしたがねえ...
広津柳浪 「昇降場」
...手には強そうな綱を持っています...
北條民雄 「可愛いポール」
...強そうな朋輩たちがでろれん祭文のような鍛えた塩辛声でガチャ鉄から頭ごなしに怒鳴り付けられているのを見ると...
正岡容 「小説 圓朝」
...食えない生れつきは商売を始めた親父より強そうな嘉造を見ると...
「一本の花」
...気の強そうな話し好きであった...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...強そうなことをいうなよ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...強そうな男だとは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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