...「秋風や張子の虎の動き様」など宝暦頃の俳書にもあり...
淡島寒月 「江戸の玩具」
...張子の虎の首の動くようなのや...
淡島寒月 「諸国の玩具」
...張子(はりこ)の型を彫る(これは亀井戸(かめいど)の天神などにある張子の虎などの型を頼みに来れば彫るのです)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...張子の虎(とら)や起きあがり法師を売っていたり...
徳田秋声 「あらくれ」
...張子の虎のような...
中里介山 「大菩薩峠」
...阿佐ヶ谷通りの店で金二十銭也の張子の虎をもって行ったが...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...大きな張子の虎がゐた...
原民喜 「広島の牧歌」
...その方(ほう)ら軍務についていたものどもは張子の虎になりおった...
本庄陸男 「石狩川」
...チャブ台の上にたったひとつ玩具(おもちゃ)の小さな張子の虎が置かれているばかりである...
正岡容 「寄席」
...チャブ台の上の張子の虎を指して...
正岡容 「寄席」
...オイ張子の虎で」今松は目を丸くした...
正岡容 「寄席」
...張子の虎のように振っている...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...張子の虎みたいに重そうな首をして...
吉川英治 「松のや露八」
...張子の虎のようにガクガク首を振りながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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