...事件の最初から見張り番に当って...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...最初の警官を窓のところに張り番に残して...
海野十三 「蠅男」
...あの煙はなんです」見張り番を勤めていた二人の刑事が駆け寄って...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...入り口の見張り番をしていた北村が縛られているんです」「縛られた上に気絶しているんです」さては...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...見張り番交代に昇って来るミルン氏に逢った...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しかしどうせ私が外で見張り番をしてゐますから...
長與善郎 「青銅の基督」
...主人は無論後架で張り番をしている訳ではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ここの家(うち)へは張り番を出しますから...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...こちらの仕事にとりかかったんだろう」「あの時裏口に張り番をしていりゃわけなくつかまったに...
平林初之輔 「祭の夜」
...畑の見張り番でも住みさうな茅屋に一年も住んだ...
牧野信一 「鏡地獄」
...つまりあそこへ行けば畑の見張り番にされるわけなんだよ...
牧野信一 「環魚洞風景」
...」「見張り番! でも好いな...
牧野信一 「環魚洞風景」
...何時何処に炎えあがるかも謀り知れない青い焔のために張り番をしてゐなければならない見張番だ...
牧野信一 「変装綺譚」
...短銃を握つたまゝ張り番をしてゐるのであつた...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...張り番でもしているようだが?」「社長だなんて? なあに...
三好十郎 「肌の匂い」
...張り番も楽じゃないわね...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その腐い物を掘る張り番をしていましたな」「でも...
吉川英治 「銀河まつり」
...その外に木刀を持って張り番をした...
和辻哲郎 「地異印象記」
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