...矢ツ張りもとの通りだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自然に仕事への張りも出て来たようである...
上田広 「指導物語」
...急に意地も張りもなくして...
大杉栄 「男女関係について」
...意地も張りも無く...
太宰治 「津軽」
...気の張りも出るし...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...心の張りも抜けたような私は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...飮まず食はずぢや見張りもなるめえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...床も天井も腰張りも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...矢つ張りもとは半次郎が惡い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その意地つ張りも持ちこたへてゐたが...
林芙美子 「朝夕」
...さりとて威張りも出来ず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...』と彼は別に威張りもしないで言いました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...もう意地も張りもなくなってしまったお艶は再び寄席の高座へ返り咲こう気力もなく...
正岡容 「寄席」
...お恭ちゃんが使っていた布団類の洗い張りも出来ていいわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...憤りも張りもなくした父親が待つのに草臥れ...
室生犀星 「渚」
...繩張りもくそもあるか」「大きな口を叩くな野郎」権あにいが眼を剥(む)いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...ずっと見張りもしていたし...
山本周五郎 「風流太平記」
...見張りもいらない...
吉川英治 「新書太閤記」
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