...しかし弱り過ぎている...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...それでとうとう弱り果(は)てて泣(な)く泣く母上の女神におわびをしました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...忠興もさすがに弱りきつてゐました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...専門の学問をしに倫敦へ参った時ですら遠くって遠くって弱り切りました...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...「班女」には大弱りに弱り候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...旅にも弱りませんでしたでしょうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひどい目に遭(あ)ったてえじゃあねえか」「狼には弱りましたね...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々も近(ちか)ごろ言う国家々々という声が今後いくらか弱りはせぬかと懸念に堪(た)えないと同時に...
新渡戸稲造 「自警録」
...井戸の中へ蛇や蛙の死骸を投(ほう)り込む者があって弱りましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見るからに弱りきって...
久生十蘭 「ノア」
...それに、無邪気で、人がよくって、親切で、正直で、飾り気がなくって、男性的で、わたし大好きよ、ああいう男は」みさをがやけにその男のことをほめるので、私は弱りました...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...「清水一家の大政が打ちとった」ってのを「清水一角が打切った」てなことを言ふので弱り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...自動車無くて弱り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...蚊も集まって来るので弱りました」「隼人(はやと)に断わりましたか」宇乃は手拭を水でしぼって津多女に渡しながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...やはり神経が弱り切っているせいでしょうね...
夢野久作 「狂人は笑う」
...弱りますからなあ」と本氣で云ひ足した...
吉川英治 「折々の記」
...貴公はどこかに休んで見物していてくれないか」「弱りましたな」「なに...
吉川英治 「三国志」
...故郷(ふるさと)へまわる六部(ろくぶ)の気の弱り――で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??