...太陽板面の周縁に近づくほど光輝が弱くなることから推定される...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...常に蔽ひ保護せられる所は次第に弱くなる性質がある...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...こうして進んでおれば潮もだんだん弱くなるにきまっているし...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それを恐れてああ云う遣り方をしていたのではますます抵抗力が弱くなると云う考があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...かえってますます弱くなるかと思われた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少し気が弱くなるだけでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...芯(しん)が弱くなる虞(おそ)れがありはしないかという気もする...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...弱くなるのは誰もありがたくないから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...7.パブで買ったビールの強さが弱くなるのは多くのばあい水を加えていることのみにより満足に説明できる...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...こうして丈夫に生まれても弱くなる赤ん坊や...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...赤ん坊自身のみずから生きる力が弱くなるとはどういうことか...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...日本の国力は段々弱くなる丈(だ)けの話で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...水の轟きの弱くなるところで...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...いくらか自由にしてやれば弱くなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...君が死ぬと僕もきつと神經を起して弱くなるかもしれん...
吉川英治 「折々の記」
...先天的みたいに武将は朝廷人の前へ出ると妙にみな弱くなる...
吉川英治 「私本太平記」
...弱くなるがよい)といった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...窓につかまりながら見ていると震動がおいおい弱くなるらしいので...
和辻哲郎 「地異印象記」
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