...太陽の光がだん/\弱くなるので...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それで雑音も弱くなるのじゃないかなあ」隆夫が意見をのべた...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...常に蔽ひ保護せられる所は次第に弱くなる性質がある...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...其鳥の翼は次第に小さく弱くなる...
丘浅次郎 「人類の将来」
...それを恐れてああ云う遣り方をしていたのではますます抵抗力が弱くなると云う考があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...またそういう上音(オバートーン)はその波長の短いために吸収分散が多く結局全体としての反響の度が弱くなるからではないかと考えてみた事がある...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...妻が枕元へ寄って来た時にはなんだかはりつめていた心が弱くなるような気がして涙が出そうになった...
寺田寅彦 「病中記」
...それとも胸でも弱くなるとかいうことになったら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...少し気が弱くなるだけでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...弱くなるのが本当だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一体禅(ぜん)とか仏(ぶつ)とか云って騒ぎ立てる連中ほどあやしいのはないぜ」「そうかな」と苦沙弥先生少々腰が弱くなる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...先代の八郎兵衞さんが身體が弱くなると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...7.パブで買ったビールの強さが弱くなるのは多くのばあい水を加えていることのみにより満足に説明できる...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...こうして丈夫に生まれても弱くなる赤ん坊や...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...赤ん坊自身のみずから生きる力が弱くなるとはどういうことか...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...或は又衛生々々と云うようなことを無闇(むやみ)に喧しく云えば却(かえっ)て身体(からだ)が弱くなると思(おもっ)て居たのではないかと思われる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...みんなの力が弱くなるというので...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...窓につかまりながら見ていると震動がおいおい弱くなるらしいので...
和辻哲郎 「地異印象記」
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