...体力が弱くなると同時に精神が弱くなって来るに相違ない...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...これはみずから怠って弱くなるのである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...それを恐れてああ云う遣り方をしていたのではますます抵抗力が弱くなると云う考があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...武家政府の地方武士に対する統率力が弱くなると...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...妻が枕元へ寄って来た時にはなんだかはりつめていた心が弱くなるような気がして涙が出そうになった...
寺田寅彦 「病中記」
...それとも胸でも弱くなるとかいうことになったら...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...気が弱くなるのも無理はねえさ...
豊島与志雄 「黒点」
...社会の前に自ら弱くなる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少し気が弱くなるだけでした...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...根蒂が動搖するから非常に強くて非常に弱くなる...
長塚節 「記憶のまゝ」
...芯(しん)が弱くなる虞(おそ)れがありはしないかという気もする...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...一方が弱くなる事実を例証しましたから御記憶を願います)けれども真に向って進む人が必ずしも好悪のない人とは申されません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...弱くなるのは誰もありがたくないから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...或は又衛生々々と云うようなことを無闇(むやみ)に喧しく云えば却(かえっ)て身体(からだ)が弱くなると思(おもっ)て居たのではないかと思われる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...宅なんぞではテンピへ火を載せた切りで打捨(うっちゃ)っておきますから灰は溜まる、火は弱くなる、何分間で出来ると伺(うかが)ったものもなかなかその通りに出来ません...
村井弦斎 「食道楽」
...作品はきっと弱くなる...
柳宗悦 「雲石紀行」
...それでは力がずっと弱くなる...
柳田国男 「母の手毬歌」
...百姓は鍬(くわ)と別れると弱くなるそうですが...
吉川英治 「三国志」
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