...浮いた湊(みなと)の三国の色町の弦歌の声が波にのって耳にこたえて来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...弦歌(げんか)の声...
夢野久作 「爆弾太平記」
...十時の出帆前から弦歌の声...
夢野久作 「爆弾太平記」
...反対に宗右衛門町では、弦歌のなかで、河合屋芸妓の踏む床の足音がチャルストンの音律となり、はり半のすっぽんの霊に幻怪な世界を展開している...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...孔子はこれを弦歌して礼楽を起こした...
和辻哲郎 「孔子」
...講誦弦歌して衰えず...
和辻哲郎 「孔子」
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