...彼は弥次馬根性で、いつも冗談を言って周りを楽しませる...
...彼女は弥次馬根性で、自分の失敗を自虐的に笑い飛ばす...
...最近は職場でも弥次馬根性が求められるようになってきた...
...彼は講義中に弥次馬根性で皆を笑わせるが、そろそろ手を抜いてほしい...
...彼の弥次馬根性が災いし、上司から注意を受けた...
...罪無くして弥次馬の錆鈎(さびはり)に懸り...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...勿論彼の作物と雖(いえど)も何日か弥次馬の玩弄品となる時があるかも知れない...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...彼は黒山の様に群がった弥次馬(やじうま)のうしろから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...表通りの弥次馬連は...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...下では、折助と遊び人と木戸番と口上言いと出方と弥次馬とが、組んずほぐれつ揉(も)み合っていると、近所の小屋からまたまた加勢が来る、弥次馬が来る、それをよそにして、この美人連の隠(かく)れ家(が)を見つけ出した連中はいい気になってこの一角を占領して、美人連を分取(ぶんど)ろうとの興味から、蟻(あり)の甘きに附くが如く、投げられようと払われようと離れることではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...平生は人混みで足を踏まれてさえも命がけで争うほどの弥次馬が...
中里介山 「大菩薩峠」
...弥次馬はワイワイ言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり犯人子爵は相手が死んだのを見定めてから先ず弥次馬を呼ぶ...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...応援の青年団やら好奇(ものずき)な弥次馬(やじうま)やらでやたらに人数が多いから...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...弥次馬を払いのけると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...」口々に何か気の利いた事を云おうとする弥次馬に取囲まれ...
水上滝太郎 「遺産」
...「おや?」弥次馬は一斉に目をその方へあつめてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...わっと、弥次馬は、埃(ほこ)りをあげる...
吉川英治 「私本太平記」
...わけもなく弥次馬的に眼を瞠(みは)っているのが大部分ではあったろうが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...むらがる弥次馬の影を打ちつつ...
吉川英治 「親鸞」
...弥次馬を呼んでしまったから取り逃がしてしまったが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...並木の道にはもう弥次馬の影も見えない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...弥次馬が、追われる...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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