...丸橋忠弥(まるばしちゆうや)であり...
芥川龍之介 「日本の女」
...――さア、吉弥、支度(したく)、支度」「厭だが、行ってやろうか」と、吉弥はしぶしぶ立って、大きな姿見のある化粧部屋へ行った...
岩野泡鳴 「耽溺」
...仏工は古来より阿弥陀如来の立像と...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...弥勒(みろく)ももうずいぶん古参(こさん)だから...
田山花袋 「田舎教師」
...竹柴七造竹柴清吉(たけしばせいきち)は黙阿弥(もくあみ)翁の直弟子(じきでし)にて一は成田屋付(づき)一は音羽屋付の狂言方(きょうげんかた)とて重(おも)に団菊(だんきく)両優の狂言幕明(まくあき)幕切(まくぎれ)の木(き)を受持つなり...
永井荷風 「書かでもの記」
...仏頂寺弥助が驚いてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助が捲舌(まきじた)をつかい出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...天野四郎の教阿弥陀仏は...
中里介山 「法然行伝」
...そのお絹の持って来た鮨(すし)で弥三郎は殺されたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...樽柿(たるがき)を食っても赤くなる野郎でしたよ」主人の弥助は後ろから口を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――川波勝弥が持出したのだろう」「それでお白洲(しらす)が通るでしょうか」「…………」林彦三郎はもういちど唇を噛みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時の氏神の国府弥八郎と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は覚えて居ることだろうな」「本名は木村六弥...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浄瑠璃寺の弥勒仏そっくりの顔をした由さんという六十ばかりになる常傭の植木屋と...
久生十蘭 「春の山」
...弥五右衛門奴(め)老耄(ろうもう)したるか...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...番附に梅阿弥の名を列する...
森鴎外 「細木香以」
...鬼小島弥太郎も、共に屈みこんで、側から径二尺ばかりな坑を覗きこんでいた...
吉川英治 「上杉謙信」
...郁次郎は達者でいるか……」花世と八弥に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索