...捕り物だ!」弥次馬(やじうま)がさけびながら...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...第一道阿弥のような坊主頭では...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ひゅうがのかみもそれをきゝますと日野をあけち弥平次にまかせて十日に坂本へ帰陣いたし...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...弥次馬的な騒ぎをさえ演じたのだった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...十百姓弥之助は十二月初めの或る一日...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...弥三郎の態度はまことに見上げたものだったに相違ありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...数十人の弥次馬がそれを取巻いておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「法悦倶楽部」の催しは大方会長の茶谷金弥の頭から捻り出され...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...その足で弥左衛門の手首を踏まへ...
三木竹二 「いがみの権太」
...殊(こと)に畏(おそ)れ多いが至尊で落飾された方々もこの弥勒の出世をあるいは入定したり...
南方熊楠 「十二支考」
...朝夕に読誦(どくじゅ)される阿弥陀経は支那の紙ではもろくていかがかと思召(おぼしめ)され...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...弥五郎の藁(わら)人形をこしらえて村境まで送っている...
柳田國男 「地名の研究」
...役目だけは果してくれ」達弥は「はい」といってさらに低く頭を垂れた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...卑弥呼の顔を見続けていた彼の弟の片眼の反絵(はんえ)は...
横光利一 「日輪」
...幟には――叛逆の張本人大賀弥四郎重秀(しげひで)と書いてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉田弥惣は、忽ち帰って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...――と九鬼弥助は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...世阿弥の瞳はクラクラとしてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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