...師匠と頼んで弟子入りして置きながらそうした振舞いをするということは...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...旦那のところへ弟子入りするんです...
大杉栄 「続獄中記」
...内心いくらか弟子入りしたのを後悔してゐるとそれに気のつかない靄山は...
薄田泣菫 「質屋の通帳」
...南画好きのある男が態々(わざ/\)大阪から訪ねて往つて弟子入りをした...
薄田泣菫 「茶話」
...そのころ仙術といふものが流行(はや)つて、それに熟達すると、ながく老といふことを知らないで生きながらへることができるのみか、人間の持つ願望のうちで一番むづかしいといはれる飛翔すらも容易(たやす)くできるといふことを聞いた彼は、早速安期生を訪ねて、弟子入りをした...
薄田泣菫 「春の賦」
...弟子入りとして、弟子師匠と其所(そこ)に区別が附いて相当の礼をして、師弟の関係の出来るのは、それは学文(がくもん)とか、武芸の方のことであって、普通町人側(がわ)の弟子入りは、単に「奉公」で「デッチ奉公」であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これは私の親たちの肝煎(きもい)りで私の師匠東雲師へ弟子入りをさせたのですから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今日よりその方のところへ弟子入りをいたします...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それでも習いたいのなら大阪には幾(いく)らもよい師匠があるどこへなと勝手に弟子入りをしや私の所は今日限り止(や)めてもらいますこちらから断りますと...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...シーボルトに弟子入りしてゐるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...五男のポオル ――マチスとか申す画描きのところに弟子入りさせて下さい...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...このごろ弟子入りしたのだろう十三...
正岡容 「小説 圓朝」
...弟子入り当初は相当手きびしく試された...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...寿女さんが師匠の許をひく数日前に弟子入りしたのだから...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...あっしに勧めて貴方にお弟子入りをしようじゃないかと云い出したんです...
夢野久作 「オンチ」
...どうありたいと思うか」「清涼寺へお弟子入りしたいとぞんじます...
吉川英治 「源頼朝」
...きっと弟子入りのことはお願いしてみよう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一五三九年にはレティクスの弟子入り...
和辻哲郎 「鎖国」
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