...彼の所へ弟子入りをしたいと云つて手紙をよこした...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...それが立派な先生の主宰する塾に弟子入りしてる人でそうなのです...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...安本亀八に弟子入りしたこともある...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...その弟子入り志願者は...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...日本ならば腹話術師よりも声色(こわいろ)屋に弟子入りすることになる)第二回を受持ったアダムスは...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...旦那のところへ弟子入りするんです...
大杉栄 「続獄中記」
...この男はそのいわゆる「弟子入り」に来ない...
大杉栄 「続獄中記」
...十二歳の時に根岸(ねぎし)在住の菊川という牙彫の師匠の家に弟子入りをして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...私に弟子入りを頼んで来たのでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これは私の親たちの肝煎(きもい)りで私の師匠東雲師へ弟子入りをさせたのですから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...もはや弟子入りをする必要もないかと思う...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...阮甫が下田に居る所へ行つて弟子入りを頼むと...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「ほっ、弟子入りだ...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...これがその三一旦那から頂戴に及んだ短冊でげして」「そうか、貴様が贔屓(ひいき)になる三一旦那というのが和歌を詠んで、貴様に見せた、和歌の和の字も知らない貴様も、旦那のものだから無性に褒(ほ)めて置いたが、中身は何だか一向わからん、それで後日糺問(きゅうもん)されると困るから、一応おれに見て講義をして置いてくれというわけだな」「まさに仰せの通り――鐚儀、お弟子入り、お弟子入り」「どれ見せろ」と神尾主膳が、鐚の手から短冊を受取って、それを上から読みおろしてみると、かながはで、蒸気の船に打乗りて、一升さげて、南面して行く「何だ、これは」神尾が、甚(はばはだ)しく不興な面をして、短冊をポンと抛(ほう)り出したものですから、鐚があわててこれを拾い上げて後生大切に袖で持ち、「めっそうな!大尽(だいじん)のお墨附! めっそうな」仰々しく取り上げて、恨み面にじっと主膳の面を見上げていると、「貴様の贔屓を受けている三一旦那とやらは、いったい何者だ!」主膳が、怒鳴りつけるように一喝(いっかつ)したその調子が変ですから、鐚があわてて、逃げ腰になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その八五郎とやらが弟子入りをして来たのだ――それをどう始末してよいものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前はドイツ人のところへ弟子入りをしたのだろうが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どうありたいと思うか」「清涼寺へお弟子入りしたいとぞんじます...
吉川英治 「源頼朝」
...一五三九年にはレティクスの弟子入り...
和辻哲郎 「鎖国」
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