例文・使い方一覧でみる「弛」の意味


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...捕へし襟頭(えりがしら)少し(ゆる)めつ...   捕へし襟頭少し弛めつの読み方
巌谷小波 「こがね丸」

...心細い夕暮の悲しさに小猿はキイ/\啼き女は二人で今日のまうけの事でも話し乍ら然し少しも調子をその爲めにめないでいそいでゆく...   心細い夕暮の悲しさに小猿はキイ/\啼き女は二人で今日のまうけの事でも話し乍ら然し少しも調子をその爲めに弛めないでいそいでゆくの読み方
千家元麿 「自分は見た」

...なんともいえぬ(だる)い気持がします...   なんともいえぬ弛い気持がしますの読み方
橘外男 「仁王門」

...その劇中人物が実際の場合に経験するであろうところの緊張とそれに次いで来るように設計された緩とを如実に体験すると同等の効果を満喫して涙を流しはなをすする...   その劇中人物が実際の場合に経験するであろうところの緊張とそれに次いで来るように設計された弛緩とを如実に体験すると同等の効果を満喫して涙を流しはなをすするの読み方
寺田寅彦 「自由画稿」

...その柱の一辺がガタガタと(ゆる)んで...   その柱の一辺がガタガタと弛んでの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...大いにテレて力が(ゆる)む隙を...   大いにテレて力が弛む隙をの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...この頃の冗漫緩(じようまんちくわん)の筆を徒らに伸(の)ばしたやうな...   この頃の冗漫弛緩の筆を徒らに伸ばしたやうなの読み方
南部修太郎 「三作家に就ての感想」

...心が(ゆる)み...   心が弛みの読み方
新渡戸稲造 「ソクラテス」

...ある種の緊張緩といったものが許されるのは...   ある種の緊張弛緩といったものが許されるのはの読み方
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」

...いつにない緩(しかん)した心を誘い出したのかも知れない...   いつにない弛緩した心を誘い出したのかも知れないの読み方
火野葦平 「糞尿譚」

...以て立国(りっこく)の根本たる士気(しき)を(ゆる)めたるの罪は遁(のが)るべからず...   以て立国の根本たる士気を弛めたるの罪は遁るべからずの読み方
福沢諭吉 「瘠我慢の説」

...また、彼が扉(ドア)に立つて、遠くの方を眺めてゐるときなど、ふと彼女が視野(しや)に現はれると、彼の頬は輝き、その大理石のやうな顏は、(ゆる)まず、知らずに變つていつたが、その靜けさのうちに、動く筋肉か、あるひは射(い)るやうな一瞥が、現し得るよりも強く、壓しつけられた熱情を現した...   また、彼が扉に立つて、遠くの方を眺めてゐるときなど、ふと彼女が視野に現はれると、彼の頬は輝き、その大理石のやうな顏は、弛まず、知らずに變つていつたが、その靜けさのうちに、動く筋肉か、あるひは射るやうな一瞥が、現し得るよりも強く、壓しつけられた熱情を現したの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...緩した様子でサメがずり落ちていく...   弛緩した様子でサメがずり落ちていくの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」

...力即ち暴力をめれば...   力即ち暴力を弛めればの読み方
牧野信一 「悲しき項羽」

...棹水中」と云つてある...   弛棹水中」と云つてあるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...どこか緩しているところがあった...   どこか弛緩しているところがあったの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...僧尼に対する訓令の多くは学業の廃(しはい)を警(いまし)むるにあった...   僧尼に対する訓令の多くは学業の弛廃を警むるにあったの読み方
和辻哲郎 「古寺巡礼」

...緩(しかん)の傾向はすでに天平の前半から始まり...   弛緩の傾向はすでに天平の前半から始まりの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「弛」の読みかた

「弛」の書き方・書き順

いろんなフォントで「弛」

「弛」の英語の意味

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