...一個人の殺害(さつがい)せられたるために三十五万弗(ドル)の金額を要求するごとき不法(ふほう)の沙汰(さた)は未(いま)だかつて聞かざるところなり...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...千九百億弗(ドル)の支出案に署名をした”“――欧弗同盟の元首ビスマーク将軍は...
海野十三 「地球要塞」
...しかし、全然架空の人物を作り上げたのでは、五百万弗を持ち、それで新しく仕事を始めたいというのだから、人に怪しまれるおそれが充分ある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...一つ七弗五十仙づつにしときますべえ...
薄田泣菫 「価」
...支那人の掌面(てのひら)から一弗半を受取る事が出来たら...
薄田泣菫 「茶話」
...残りの二百万弗はどうするつもりなのか...
薄田泣菫 「茶話」
...遠く亜弗利加(アフリカ)のベンゲーラ海流の尽くるあたりに端を発し...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...弗(ふっ)と幾陣(いくしきり)か斜(はす)に吹き通る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...此新注の學問が應仁の亂の頃から弗々起つて來ました...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...少しく南方に向えば同じく大陸として亜弗利加を領するを得たが故に...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...この代価が十万弗(どる)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...さしあたり七万五千弗の口だ...
久生十蘭 「だいこん」
...亜弗利加を合わしたものの五倍もあり...
久生十蘭 「南極記」
...牡蠣(かき)を一罎(いちびん)買うと、半弗(ドル)、幾つあるかと思うと二十粒か三十粒位(ぐらい)しかない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...二個で四弗四十五仙とある...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...焼き失いしや弗(ふつ)にみえず...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...南亞弗利加の喜望峯をり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...これはわたしの知つて居る若い詩人のパウルが大学を卒業して阿弗利加に居る父親の処へ行く時...
與謝野寛 「素描」
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