...(イ)頼風の妻死して、女郎花となり、(ロ)『皿屋敷』のお菊殺されて、菊その跡に生じ、(ハ)虞美人死して、その墓に美人草を生じ、(ニ)娥皇女英の涙は化して紫竹を生じ、(ホ)定家の熱心は葛となりて、永く式子内親王の墓に纒う、(ヘ)童子女松原『常陸国風土記』に曰く、古有二年少童子女一、童称二那賀寒田之郎子一、女号二海上安是之嬢子一、並形容端正、光二華郷里一、相二聞名声一、同存二望念一、自愛心燃、経レ月累レ日、歌之会、邂逅相過、于レ時郎子歌曰、伊夜是留乃、阿是乃古麻都爾、由布悉弖弖、和呼布利弥由母、阿是古志麻波母、嬢子報歌曰宇志乎※爾波、多多牟止伊※止、奈西乃古何、夜蘇志麻加久理、和乎弥佐婆志理之...
高木敏雄 「比較神話学」
...大伴狭手彦連発レ船渡二任那一之時、弟日姫子登レ此、用レ褶振招、因名二褶振峯一、然弟日姫子、与二不狭手彦連一相分、経二五日一之後、有レ人、夜来与レ婦共寝、至レ暁早帰、容止形貌、似二狭手彦一、婦抱二其怪一、不レ得二忍黙一、窃用二績麻一繋二其人襴二、随レ麻尋往、到二此峯頭之沼辺一、有二寝大蛇一身人而沈二沼底一、頭蛇而臥二沼壅一、忽化為レ人、即歌云、志努波羅能、意登比比売能古袁、佐比登由母、弥為弖牟志太夜、伊幣爾久太佐牟也、于レ時弟日姫子之従女、走告二親族一、親族発レ衆、昇而看之、蛇并弟日姫子、並亡不レ存、於レ茲見二其沼底一、但有二人屍一、茨城里、自レ此以北高丘、名曰二時臥之山一、古老曰、有二兄妹二人一、兄名二努賀古一、妹名二努賀「一、時妹在レ室、有レ人不レ知二姓名一、常就求レ婚、夜来昼去、遂成二夫婦一、一夕懐妊、至二可レ産月一終生二小蛇一、明若レ無レ言、闇与レ母語、於レ是母伯驚奇、心挟二神子一、即盛二浄杯一、設レ壇安置、一夜之間、已満二杯中一、便易レ而置之、亦満二内一、如レ比三四、不二敢用一レ器、母告レ子曰、量二汝器宇一、自知二神子一、我属之勢、不レ可二養長一、宜レ従二父所在一、不レ合レ有此者、時子哀泣、拭レ面答曰、謹承一母命一、無二敢所一レ辞、然一身独去、無二人共去一、望請副二一小子一、母曰、我家所レ有、母与二伯父一而已、是亦汝明所レ知、当無三人可二相従一、爰子含レ恨、而事不レ吐之、臨二訣別時一、不レ勝二怒怨一、欲レ震二殺伯父一、而昇レ天、時母驚動、取レ投レ之、触二神子一、不レ得昇、因留二此峰一、所レ盛甕、今存二片岡之村一、其子孫立レ社致レ祭、相続不絶、最後の説話に於て、神子の天に昇りしは、火雷神の子の天に昇りしと、その事情殆んど同じく、その此峰に留ると云うは、大物主ノ神の怒りて虚空を践んで、御諸山に留りしと、其趣全く同じ...
高木敏雄 「比較神話学」
...爾時倭姫命見悦給弖...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...本居氏の古事記傳には宇迦之御魂(ウカノミタマ)の御魂を解して恩頼(ミタマノフユ)(神靈(ミタマノフユ)又靈(ミタマノフユ)などもあり)又萬葉五(二十六丁)に阿我農斯能美多麻多麻比弖(アガヌシノミタマタマヒテ)などある意にて其功徳(イサヲ)を稱へたる名なりといひ又宇都志國玉(ウツシクニタマノ)神の玉は御靈(ミタマ)なり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...助詞「て」に用いられた「天」「弖」「提」「代」「」「帝」などと比較するに...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
......
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...「テ」にしても「弖」「帝」「底」「諦」「題」「堤」「提」「天」こんな色々な字が書いてある...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...これらと「弖」「帝」「底」などとの違いも同じ違いであって...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...そして「阿」……の類と「弖」……の類とは互いに違った音の文字だとしているのであるが...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...文法弖爾乎波(てにをは)にもございます...
森鴎外 「假名遣意見」
...例之ば文部省で許容になつて居ります「得せしむ」と云ふ弖爾乎波がある...
森鴎外 「假名遣意見」
...斯う云ふことは又弖爾乎波ばかりではない...
森鴎外 「假名遣意見」
...彼の弖爾乎波(てにをは)の許容になりましたときなどは...
森鴎外 「假名遣意見」
...それに背いて居る弖爾乎波を許容する...
森鴎外 「假名遣意見」
...それから同じ許容になつて居る弖爾乎波の中でも「せさす」を「さす」にするやうなことは...
森鴎外 「假名遣意見」
...にいと云う弖爾波(てには)が...
森鴎外 「蛇」
...湯浅氏が居を構えた阿弖川荘(あてがわのしょう)の中心は...
柳田國男 「地名の研究」
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