...そのあたりで引返すことにして...
海野十三 「恐竜島」
...誰が殺(や)られたんです?」と引返す雄太郎君に並んで馳けだしながら...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...引返すことが出来ないからです...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...背後(うしろ)に引返すより他に往く処はありません...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...こゝから引返すことにして...
種田山頭火 「旅日記」
...「甦る」という奇妙な返事を受けて引返す...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...死屍棄てて恐れてあとに引返す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あの高札場の屑屋の這(は)い出した井戸まで引返すかね...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにも必ずしもさいぜんのところまで引返すがものはあるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前とおれが柳原から引返すのを見定めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま巴里へ引返すつもりだったが...
久生十蘭 「悪の花束」
...又ロケ地へ引返す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...七分ばかりやって引返す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...稽古場へ引返す、蒸し暑くて体がネト/\する、ハンケチ、何枚も鼠色になる、六時半頃から「曲芸団」に入る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...有楽座へ引返す、楽屋で、小佐川鶴之丞指導で、鈴ヶ森を、稽古する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やがて來た方へ引返すだらう...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...今更引返すわけにもゆかない...
牧野信一 「黄昏の堤」
...引返すには今でも遅くはないのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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