...引水によって、農地の灌漑や工業用水などに利用される...
...巨大なダムができた地域では、引水のための設備が整備されることが多い...
...台風の影響で、利根川から引水している水道が広域で断水してしまった...
...引水施設の保守点検が不十分で、事故が起きたこともある...
...學者とか教育家とか謂はれる連中の沒分曉な我田引水論となると...
石川啄木 「文藝中毒」
...』『我田引水ですね...
石川啄木 「道」
...少しく我田引水に近いが僕の去年の境遇では...
伊藤左千夫 「去年」
...或は多少我田引水かも知れないが...
田山録弥 「閑談」
...従って往々はなはだしく手前勝手な我田引水と思われそうな所説のあることは...
寺田寅彦 「科学と文学」
...勿論我田引水的のところもあろうが...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...我田引水のように聞えるかもしれないが...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...また思いきった我田引水もあるようだ――現に日本貴族の傲慢なる風習を改めしむるの道は...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしその中のあるものは我田引水の説かも知れない...
中谷宇吉郎 「長崎留学」
...國語學の我田引水論を試み始めた...
南部修太郎 「猫又先生」
...我田引水(がでんいんすい)的に勝手しだいの理屈(りくつ)を案ずる心理動作(どうさ)で...
新渡戸稲造 「自警録」
...予備の貯水池も容赦なく引水された...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...またしても我田引水じゃ」露月は延銀(のべぎん)のきせるを取りあげて...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...しかし更に一つ我田引水をすれば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...忠行が引水の策を献じた後十年...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾て引水の策を献じ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我田引水(がでんいんすい)とお聞きかも知れぬが...
吉川英治 「三国志」
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