...引剥(ひはぎ)でなければ...
芥川龍之介 「運」
...と引剥(ひきは)いで持って行(ゆ)くと...
泉鏡花 「薄紅梅」
...腰を掛けながら引剥(ひっぱ)ぐと...
泉鏡花 「薄紅梅」
...顫い顫いあがってお札を引剥(ひっぺ)がした機(ひょうし)に...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...それは引剥がしたものである...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...丸裸に引剥いて了(しま)った...
中島敦 「南島譚」
...而も再び皮を引剥がされた傷口からは...
長與善郎 「青銅の基督」
...必死(ひっし)と絡みついて引剥がしても引剥がしても離れません...
野村胡堂 「十字架観音」
...見世物ぢやねえ」ガラツ八に彌次馬を追はせて菰(こも)を引剥ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...サツと覆面を引剥(ひきむ)いたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...サッと覆面を引剥いだのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...床も天井も引剥(ひきはが)したまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...茣蓙(ござ)を張つたまゝポカリと引剥ぐと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに手荒いふうではなく物穏かに引剥(ひきは)いだ...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...こんどこそ引剥(ひんむ)いてくれるぞ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...アンマリ気が急(せ)いていたもんだからウッカリして引剥ぐのを忘れていたもんだが...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...胸の中の心配を引剥がす為に...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...君が俺の仮面を引剥くなれば...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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