...一先ず友人の家へ引上げて...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...私達が引上げた五日目が九月一日の震災であつたが...
小穴隆一 「二つの繪」
...死体はただちに引上げられたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...形態以上のものにまで引上げられるからである...
豊島与志雄 「形態について」
...心を躍らせて時々その杖を引上げながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...(しめたっ)庄吉は、両手を蓋へかけて、引上げたが、細工のいい函の蓋は、すぐには、持ち上らなかった...
直木三十五 「南国太平記」
...雲形(くもがた)の蔽(おお)いをば糸で引上げるのが此方(こなた)からでも能(よ)く見えた...
永井荷風 「すみだ川」
...鬨(とき)の声を揚げて引上げてしまったとのことであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その子鯨だけを大切な獲物(えもの)にして引上げる...
中里介山 「大菩薩峠」
...釣瓶(つるべ)のように引上げられて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一尺と上の方へ引上げます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一糸みだれず蕭々と引上げて行くのであった...
久生十蘭 「魔都」
...』英蘭(イングランド)の貧民法は食料の価格を引上げ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...引上げだってんで...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...北へ北へと引上げたように見ていますが...
柳田国男 「山の人生」
...引上げたのも彼である...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...四〇〇磅(ポンド)に引上げなければならない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...穀物地の地代を引上げずしてかえって下落せしめるであろうからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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