...漁夫は長い繩で網を引上げ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...家族は私の後から一先づ小樽にゐた姉の許へ引上げる事にした...
石川啄木 「札幌」
...途中まず無事に三橋まで引上げた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ぞろぞろと引上げていった...
海野十三 「東京要塞」
...では一応本庁に引上げて...
海野十三 「流線間諜」
...鬨(とき)の声を揚げて引上げました...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡麻(ごま)をすったその恩賞で引上げられたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府を引上げるようになってしまったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...水船から引上げた人間は四人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石か材木を繩の端に縛つて引上げる外はない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...工場が退(ひ)けて生徒達がぞろぞろ表の方へ引上げ...
原民喜 「廃墟から」
...または労働の価格を比例的に引上げてそうするかは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...折よく水汲みに出た女が前の女房であぶない所を手を執って引上げてくれた...
柳田国男 「年中行事覚書」
...何しろ吾々は陸上の仕事だけでも手が足りないのですからね」といったような棄科白(すてぜりふ)でサッサと引上げてしまう...
夢野久作 「爆弾太平記」
...そして彼れの製造貨物の価格の引上げによって補償を得ることが出来ないであろうから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...労働の労賃を引上げそして利潤を引下げることによって...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...地代を引上げさせるか...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...其處を引上げて郷里に歸つてゐたのである...
若山牧水 「梅雨紀行」
便利!手書き漢字入力検索