...太脛(ふくらはぎ)から曲げて引上げるのに...
泉鏡花 「怨霊借用」
...ここを引上げよう...
海野十三 「火星兵団」
...挨拶をして引上げて行った...
海野十三 「振動魔」
...巡査を連れて広場の事務所のほうへ引上げていった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...とにかくいったんこっちへ引上げたらどうだ...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...御奥へ引上げる城主に向って平伏し...
太宰治 「新釈諸国噺」
...亭主だか色男だかのところへ引上げて行くにしても...
太宰治 「冬の花火」
...紀州のお里の方はやがてみんなお国の方へ引上げておしまいになった...
橘外男 「逗子物語」
...易々と引上げに成功したこともあった...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...小岩の貸二階を引上げた...
永井壮吉 「人妻」
...この一腰だけを拝領に及んで引上げてまいりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...とにかく引上げが肝腎だと思うが...
中里介山 「大菩薩峠」
...――いつもよりはお早いようじゃございませんか」娘のお礼は手を取って引上げぬばかりに世話を焼いてくれます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...岩井の旦那は御本宅へ引上げるし...
久生十蘭 「魔都」
...貨幣によっては貧民の境遇を引上げることは出来ぬものであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何かがやがや話しながらみんなの足音が入(いり)まじって庫裏(くり)の方へ引上て行った後で...
水上滝太郎 「果樹」
...引上げだってんで...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...いかなる労賃の下落も地代を引上げることは出来ない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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