...田舎へ引っ込むか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その前の場面にもこの主人がマダムに氷を持って来いといって二階へ引っ込む場面がある...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...司教はたとい拒まれてもそのまま引っ込むことをしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――窓から拳銃(ピストル)を撃って引っ込むところを見たのです...
野村胡堂 「音波の殺人」
...このまま引っ込むわけにはいかぬな」井崎八郎と白狗の勘次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...指を啣(くわ)えて引っ込む手前じゃあるめえ」「親分」「うるせえ野郎だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大旦那が店を仕舞ってこの寮へ引っ込むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おれはそれを見せつけられて黙って引っ込むはずはない」「?」「手ッ取り早くいえばこうだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わざわざ来てくれたんだって」お楽の顔が引っ込むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして、不審顔の巴剌帖木(パラテム)の手を引き、道行きのおかし味よろしく、下手へ引っ込む...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...905冬は老いて衰えて荒々しい山奥へ引っ込む...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ないしは新名を与えれば旧名が引っ込むものかのごとく...
柳田國男 「地名の研究」
...舞台に置き忘れたまま幕に入る型がある(通常は持って引っ込む)...
夢野久作 「能とは何か」
...中には非文化的なことをここまで来てもやるとはけしからぬと怒って自室へ引っ込むものも一二あったが...
横光利一 「旅愁」
...武松を二階へ上げて引っ込むと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――それが引っ込む...
吉川英治 「新・水滸伝」
...断られて引っ込むことに致しやす――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...おかみさんは台所から茶の間へ引っ込むまで後ろ姿でぽんぽん云った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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