...化粧着(ドレッシング・ガウン)を引っかけて廊下へ出てきた父とばったり出会いました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...どうした拍子にか其の繩に足を引っかけて羽ばたきを初めた...
田中貢太郎 「雁」
...白っぽい単衣(ひとえもの)の上に銘仙(めいせん)のような縦縞(たてじま)の羽織(はおり)を引っかけていた...
田中貢太郎 「草藪の中」
...当然唾を引っかけてやるんだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...上へ白丁(はくちょう)を引っかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...引っかけて行ったものに違いありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...薪が売れてしまえばそれで居酒屋へ這入(はい)ってコップをぐっと引っかけておさまり込んでしまう...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...黒足袋(くろたび)に俎下駄(まないたげた)を引っかけていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...仕事の方に取りかかろうかと思っている」利助は褞袍(どてら)を引っかけて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...輪の中へ顎を引っかけて...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...足を引っかけてブラ下ったり...
夢野久作 「猿小僧」
...多少そっちの方にも引っかけてあります...
三好十郎 「好日」
...それに引っかけて...
三好十郎 「樹氷」
...その云い伝えとはどんなことで……』と引っかけて見たが奥さんはまだ鶴原家に来て間もないせいか...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...その細工賃を一年ばかり石屋へ引っかけて...
夢野久作 「近世快人伝」
...それに綱を引っかけて二三十人の者が力を揃えて巻き上げにかかりましたら...
夢野久作 「白髪小僧」
...引っかけてみれあよかったのに...
夢野久作 「焦点を合せる」
...うしろから太腕を引っかけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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