...蝦夷を日本本土から引き離している海峡へ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...俗世間から引き離してやろうと試みる...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...父親と引き離して姉妹だけは他の敵性国人同様...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...無理に窓際から引き離して...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...カラザズさんが間に入って引き離してくれましたが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...単に分析だけを引き離して解釈することは吾々には出来ないであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...自我という文学的概念を一旦探究の対象たる自我から引き離して...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...愚かな動機によって彼を無慈悲にも大佐から引き離し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼自身だけを引き離しかつ人間的善良さの見地よりするならば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...成人の後(のち)も御供と御馳走(ごちそう)を引き離しては考えていなかった...
夏目漱石 「行人」
...彼は須永の従妹(いとこ)と田口の爺さんを自分勝手に親子ときめておきながらどこまでも二人を引き離して考えていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...これまでこの子が与えられていたもっとも幸福な状態から引き離してしまったのよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...こんな暗夜に彼を煖炉(ペチカ)から引き離して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...離れ離れに引き離してしまつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...人間のあらゆる運命からわたくしを引き離してしまったのです...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...グングンと追跡者を引き離してしまいました...
夢野久作 「少女地獄」
...いつも運命が互ひ互ひ引き離しでもするやうに...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...幼な子たちを引き離して...
吉川英治 「源頼朝」
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