...漁史は、手応の案外強きに呆れ、多少危懼せざるに非ざれども、手繰るに従いて、徐々(しずしず)相近づくにぞ、手を濡らしつつ、風強き日の、十枚紙鳶(だこ)など手繰る如く、漸く引き寄す...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...多少の安値くらいで客の足を引き寄するは決して容易ではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...人がわざと引き寄するようにその島に船寄る...
南方熊楠 「十二支考」
...この玉を取らば光を失えども諸動物を引き寄する力は依然たる故...
南方熊楠 「十二支考」
...忍びて引き寄すれど...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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