...そんな時には「お父さん」の名が引き合いに出されるが...
岩野泡鳴 「耽溺」
...作ははっきりとニイチェを引き合いに出している...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...静御前の生涯(しょうがい)について吾妻鑑(あずまかがみ)や平家物語を引き合いに出すまでもあるまい...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...更に死んでからも引き合いに出されることだろう...
辻潤 「ふもれすく」
...昔の人間でも貝原益軒(かいばらえきけん)や講談師の話の引き合いに出る松浦老侯(まつうらろうこう)のごときはこれと同じ種類に属する若返り法を研究し実行したらしいようであるが...
寺田寅彦 「映画と生理」
...乾燥すると子房がはじけて種子をはじき飛ばすものの特例の一つとして Impatiens noli-tangere というものが引き合いに出ていた...
寺田寅彦 「沓掛より」
...その一つの参考資料としていろいろな土地の地名の意義が引き合いに出る場合がある...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...冒頭には今引き合いの住所があった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...宣長先生まで引き合いに出して見たものの...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...二人はぐいと引き合い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...もしもこの名が昔からの本来のものであれば何も特に『文徳実録』を引き合いに出す必要は少しも無いじゃないか...
牧野富太郎 「植物記」
...自分の年齢を引き合いに出して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...それは自分のどんな感情のありようとこの映画の俳優の演技のどんな性質とが或は引き合い...
宮本百合子 「女の歴史」
...あの子の姉に相談してみましょう」その人が思わず引き合いに出されたことだけででも源氏の胸は鳴った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女王様のことに私などを引き合いに出して言わないでね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分の友人をもアウルス・ゲリウスやマクロビウスと同じ程度に引き合いに出す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私が初代の茶人達を引き合いに出すのは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...私を賞めて遠州を引き合いに出すのは...
柳宗悦 「民藝四十年」
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