...そんな時には「お父さん」の名が引き合いに出されるが...
岩野泡鳴 「耽溺」
...元を尋ねると踊りの晩に袖を引き合いからの夫妻(めおと)じゃないか...
鈴木三重吉 「千鳥」
...以上引き合いに出したこと以上には申し上げません...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...写真を引き合いに出したりする際には...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...手を引き合いながら...
徳田秋声 「爛」
...歴史科学の方法論に於て個別的因果の概念が引き合いに出されなければならない必然性は茲に横たわる...
戸坂潤 「科学方法論」
...仮に東日が木村氏本人を引き合いに出して了ったならば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...菜ッ葉を奪い合い引き合い...
永井隆 「この子を残して」
...経釈(きょうしゃく)の文などを引き合いに出して論じかけて来たものだから...
中里介山 「法然行伝」
...その成功の結果だけを引き合いに出している...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...こんなところで引き合いに出すのは気の毒なのであるが...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...及び「草案」を引き合いに出されることは避けられた方がよいと思います...
野呂栄太郎 「加藤正宛書簡」
...もしもこの名が昔からの本来のものであれば何も特に『文徳実録』を引き合いに出す必要は少しも無いじゃないか...
牧野富太郎 「植物記」
...たびたび前にも引き合いにだした吉岡鳥平君と私が三木助氏宅をおとずれると...
正岡容 「わが寄席青春録」
...しばしば引き合いに出される劉宋の祖沖之の著書も伝わらなかった一つである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...日本に至っては逢うて別るる記述毎(つね)に鶏が引き合いに出る...
南方熊楠 「十二支考」
...あの子の姉に相談してみましょう」その人が思わず引き合いに出されたことだけででも源氏の胸は鳴った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私が初代の茶人達を引き合いに出すのは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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