...女三人の手で裁縫物など引き受けて遣つてもゐたが...
石川啄木 「足跡」
...お前が引き受けて教え申せ」と仰せられました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...次代の国民はかかる虚弱な厄介者を引き受けたるために...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...こうした作をやったことなどから次第に外国向きの注文を多く師匠の店で引き受ける素地を作ったことになりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...是非一つ引き受けておもらいしたい」と...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いつでも引き受ける大学病院へころがり込むことになる...
滝沢敬一 「ブイヨン・ドンゾール」
...太子殿下に逢って下さるだけのことを引き受けて下さるでしょうか?」と不安そうに今度はシャアが聞いた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...あなたのところにある僕の手形をその婦人が引き受けて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分は金の調達(ちょうだつ)を引き受けた...
夏目漱石 「永日小品」
...引き受けさえすれば...
夏目漱石 「三四郎」
...なに大丈夫ですと気軽に引き受けて出て行つた...
夏目漱石 「それから」
...われわれはわれわれの領域の外にあるようなことを引き受けることになります...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...またおせっかいなてあいが自分から進んで引き受けるいろんな仕事の後で...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...心よく引き受けてくれて嬉しゅう御座いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...宮が引き受けて礼状をお書きになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これより先(さき)保の初(はじめ)て訳したカッケンボスの『米国史』を引き受けて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...一同当惑のところへ久一先生が来て「よし僕が引き受けた...
山本笑月 「明治世相百話」
...今までの行き詰まりの一切合財を総決算的に引き受けた気持ちになって...
夢野久作 「霊感!」
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