...それからお前たちの母上が最後の気息を引きとるまでの一年と七箇月の間...
有島武郎 「小さき者へ」
...(木下は最期の息を引きとるまで...
石川三四郎 「浪」
...そのあとでまたテームズ河口(かこう)に目立たないように着水させてふたたび引きとるのだ...
海野十三 「海底大陸」
...その言葉を引きとるように...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...若し他にお前たちの泊る場所があったら引きとるか」「そうまでおっしゃられれば仕方ありません」総代たちも目顔でうなずき合った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...引きとるか引きとらないかをしかと定(き)めようとおもった...
田中貢太郎 「女の首」
...見届けたいために引きとるのでは尚更(なおさら)ないのだから...
壺井栄 「一つ身の着物」
...いよいよ息を引きとるという時まで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...伊太夫は最も安心して本家へ引きとると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...叔父も疾からそれは知つて居るが百姓をするものは明日分娩する其晩まで跣足で仕事をする位のことは普通であるのだからそこは少しも苦勞はないのと一つは愈々腹がかうだからといふ時に返してやらなければ彼等雙方の家で仲々引きとるのに故障をいふだらうといふことでおすがには成るたけ樂な仕事をさせて止めて置いた...
長塚節 「芋掘り」
...部屋仲仕(へやなかし)として引きとること...
火野葦平 「花と龍」
...これまでも折々に自分が訪(たず)ねていくと『おばあさんだけならいつでも引きとるから来なさるといい』と言って...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...経川の自信を傷(きずつ)けることなしにいつでも引きとることを私に約した人であった...
牧野信一 「ゼーロン」
...合間々々に今にも息を引きとるかと思はれる程烈しい...
牧野信一 「舞踏会余話」
...引きとるとしましょうか――」「おお...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...靜岡で息を引きとる枕べに坐つて...
横瀬夜雨 「女子文壇の人々」
...息を引きとるような鶏の声がして...
吉川英治 「銀河まつり」
...点数(てんすう)勝越(かちこ)しのほうのものが咲耶子(さくやこ)の身を引きとるというやくそくを条件(じょうけん)にかぞえてある...
吉川英治 「神州天馬侠」
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