...古來弑逆罪に對する訴訟は普通裁判所の外上院に於ても特別權限として之を審問裁判したる事例の存するを見る...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...馬子が弑逆を行つたと謂ふことは...
内藤湖南 「聖徳太子」
...フランス革命には、弑逆、屠殺、反噬、裏切、暗殺、欺騙、賄賂、恐喝、その他、人間のあらゆる卑怯な振舞いと残虐行為の最高の模範が示されているが、タンプルの古塔の中で行なわれた幼児虐待はその尤たるものであった...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...臣下たる身分にして君主を弑逆せんとするは...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...これは弑逆(しぎゃく)の大罪だぞ」「いや...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...弑逆(しぎゃく)という事実を以(もっ)て...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...将軍義輝公を弑逆(しいぎゃく)し奉った折なども...
吉川英治 「剣の四君子」
...彼の如き弑逆(しぎゃく)の大罪を...
吉川英治 「三国志」
...先帝を弑逆(しいぎゃく)し奉ることもぜひがない...
吉川英治 「私本太平記」
...一令いつでも弑逆(しいぎゃく)したてまつるための支度であるまいか」「それはあり得る」分別派もそれはみとめて...
吉川英治 「私本太平記」
...きさまはまだこの兄にさらと打明けぬな」「何をです」「大塔ノ宮弑逆(しいぎゃく)の不逞をあえて犯したことだ」「いやお耳には入れてある」「それは一片の報告にすぎまい...
吉川英治 「私本太平記」
...その大塔ノ宮弑逆(しいぎゃく)の一事は...
吉川英治 「私本太平記」
...主人信長を弑逆(しいぎゃく)した光秀すら...
吉川英治 「新書太閤記」
...「臣として主を弑逆(しいぎゃく)するなどということは...
吉川英治 「新書太閤記」
...公を弑逆(しいぎゃく)するの機をとらえた彼の頭のはたらきは...
吉川英治 「新書太閤記」
...主君を弑逆(しいぎゃく)してもよいと申す文字がござりましたか...
吉川英治 「茶漬三略」
...「信長公を弑逆(しいぎゃく)し奉ったなどとは……...
吉川英治 「日本名婦伝」
...臣下が君を弑逆した罪を...
吉川英治 「日本名婦伝」
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