...井田が黒の二重マントを式臺に脱ぐ中に出面(でめん)は机を卸しにかゝる...
有島武郎 「半日」
...私は右のような公式主義的な考え方が好きではない...
伊丹万作 「映画と癩の問題」
...この葬式の人手や費用はほとんど幸太郎から出ていること...
梅崎春生 「狂い凧」
...いっそ素足で式台に上りこみ...
太宰治 「佳日」
...ナポレオン一世がここで戴冠式を挙げて...
谷譲次 「踊る地平線」
...昔の丸善の旧式なお店(たな)ふうの建物が改築されて今の堂々たる赤煉瓦(あかれんが)に変わったのはいつごろであったか思い出せない...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...おのずから出て来るという形式を踏むのでなければ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...銀色の五十二糎(サンチ)呉式(くれしき)電気魚雷は...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...都(すべ)て斯(こ)う云う塩梅(あんばい)式で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...したがってそういった様式の苗代の必要もなくなったのであります...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...どうも家の衰える時というものには方式があるように思われるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...式は越中と近くてその翌朝の七月朔(しちがつさく)を以て始まっていた...
柳田国男 「年中行事覚書」
...今日の告別式でも...
山川方夫 「演技の果て」
...北欧人種式の凹(くぼ)みがありますから……「頬の笑凹(えくぼ)がルビーなら腮の笑凹はダイヤモンド」と申しますアレで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...より強く悟性活動が力学的形式をとって活動している...
横光利一 「新感覚論」
...正式の勅命を仰がなくてもよろしいのですか」「よいのじゃよ...
吉川英治 「三国志」
...正式なる軍令を伝達する者として来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...寺小屋式幼稚園みたいなことをしていた...
吉川英治 「年譜」
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