...夜になると盛んに遊弋(ゆうよく)をやって賑(にぎ)やかでいい...
有島武郎 「星座」
...なお付近を游弋(ゆうよく)しており...
海野十三 「地球要塞」
...紅灯緑酒のちまたを遊弋(ゆうよく)した...
江戸川乱歩 「影男」
...鴨羽(かもは)の雌雄夫婦はおしどり式にいつも互いに一メートル以内ぐらいの間隔を保って遊弋(ゆうよく)している...
寺田寅彦 「あひると猿」
...ハイヒールの足並を揃えて遊弋(ゆうよく)していた...
寺田寅彦 「チューインガム」
......
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...その中に挟まれて鯨の行く通りに遊弋(ゆうよく)することができたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰憚(はばか)らず遊弋(ゆうよく)することができる...
中里介山 「大菩薩峠」
...世界の太平洋中に約一カ月を遊弋(ゆうよく)したものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...北側の空地(あきち)に彼等が遊弋している状態は...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この付近の大通りや横町を遊弋(ゆうよく)して...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...延べ航程一万五千海里も附近一帯の海上を遊弋(ゆうよく)させてワラタ号の破片でもと探し求めたが...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...筆者の鼻の先を遊弋(ゆうよく)する...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...回游魚の習性を根拠とする鯨群の遊弋(ゆうよく)方向に及び...
夢野久作 「近世快人伝」
...島前(どうぜん)の沖を游弋(ゆうよく)している」という情報が...
吉川英治 「私本太平記」
...――舟軍は琵琶湖上を遊弋(ゆうよく)していた...
吉川英治 「私本太平記」
...七百余艘(そう)の兵船を遊弋(ゆうよく)させ...
吉川英治 「新書太閤記」
...駿河沖あたりに遊弋(ゆうよく)しはじめ...
吉川英治 「新書太閤記」
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