...理想主義者は愛情の最も濃やかなる両親を以て最上なりと弁護する...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...そして女王がラレイを弁護するついでに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そんな無実の罪の弁護するのが...
田中貢太郎 「春心」
...× × ×私は自分及び自分の両親を弁護するのではない...
徳富蘇峰 「弟を葬る」
...メディクスは平面性に就いてと同じく茲でも空間の三次元性は経験の必然的制約として演繹されるものではなく単に事実上そうあるに過ぎないのであるからこの点に就いてもカントに何等困難はないと弁護する...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...私が弁護する場合もある...
外村繁 「澪標」
...カラスやラバールやシルヴァン(訳者注 皆寃罪のために極刑に処せられし人)などを弁護するヴォルテールも壮語家となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は「まさか」と云って弁護する事もあった...
夏目漱石 「行人」
...或は意見を述べることによつて自己弁護するからである...
北條民雄 「頃日雑記」
...殺親罪を弁護するはこれを犯すより難し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...自己弁護するつもりはない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...すべての苦楽座的道楽演劇を弁護することにヤッキとなっているのだ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...文明風の料理法はなるべく体外の手数をかけて体内の手数を省くにありという事を忘れてはならんよ」と頻(しきり)に我が料理法を弁護する...
村井弦斎 「食道楽」
...今の話がわたしの主要な欠点を弁護するすばらしいお手本になってくれてもよさそうに思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただちにそれを主張しまた弁護する展覧と評論との喧(かまびす)しい世界が湧いてくるのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...原田甲斐は一ノ関さまについて弁護するがよかろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼を弁護する人はいなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかしキリスト教界に於ても最早何人も征服者の暴虐な所行を弁護するものはあるまい...
和辻哲郎 「鎖国」
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