...「おまけに予審判事(よしんはんじ)を怒(おこ)らせるためにわざと判事をつかまえては兄貴を弁護する手合いもあるんですからね...
芥川龍之介 「冬」
...フランシスを弁護する人がありでもすると...
有島武郎 「クララの出家」
...いかに愛国心を振起しても弁護することは出来ない...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...これに対して片岡が不都合なしと弁護すると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...諸君は弁護するであろうか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...黒人(くろんぼ)を法廷で弁護するのは...
薄田泣菫 「茶話」
...そんな無実の罪の弁護するのが...
田中貢太郎 「春心」
...且つそれ故にそれが非ユークリッド幾何学を基礎づけることが出来ぬであろうという批難に対して Medicus はカントの精神に従って弁護する(Kants transzendentalesthetik und Nichteuklidische Geometrien. Kantstudien 3.)...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...それは僻目(ひがめ)だ」代助の方は通例よりも熱心に判然(はつきり)した声(こえ)で自己を弁護する如くに云つた...
夏目漱石 「それから」
...田口を弁護するようにこんな事を云った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...何でも熱心に弁護するから感心だって...
夏目漱石 「明暗」
...彼は小林を弁護する代りに...
夏目漱石 「明暗」
...然らざれば正反対に自分の弱点を弁護するごとき議論や物語をしたりする...
新渡戸稲造 「自警録」
...注意サ」「フム乙(おつ)う山口を弁護するネ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...He who is his own lawyer has a fool for his client.(イギリス)自分で弁護する訴訟の本人は馬鹿者である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...モンテーニュは最初マルグリットからレーモン・スボンを弁護するように依頼されたわけだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうせむだ使いに捨てる金だからと弁護する人があるかもしれぬ...
柳田国男 「雪国の春」
...彼を弁護する人はいなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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