...――?×自己を弁護することは他人を弁護することよりも困難である...
芥川龍之介 「河童」
...いろいろの方面から弁護する事が出来るでしょう...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...そんな無実の罪の弁護するのが...
田中貢太郎 「春心」
...学問的方法によって得た結果が深くあり得ることは望ましいことでなければならない(深さを弁護する人々は茲に於て正当である)...
戸坂潤 「科学方法論」
...西郷内相を弁護するものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...カラスやラバールやシルヴァン(訳者注 皆寃罪のために極刑に処せられし人)などを弁護するヴォルテールも壮語家となる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたしたちの豚みたいな生活を弁護するものが...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...無理にお君さんを引きつれてお出かけになったのだと弁護するものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは僻目(ひがめ)だ」代助の方は通例よりも熱心に判然(はっきり)した声で自己を弁護する如くに云った...
夏目漱石 「それから」
...彼は小林を弁護する代りに...
夏目漱石 「明暗」
...あんまり苛(ひど)いわ」と鼻子の鼻を弁護すると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...弁護士以上の熱弁を振(ふる)って弁護するものもあった...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...而(そう)して窃(ひそか)に自ら弁護する料にしていた...
二葉亭四迷 「平凡」
...もしくは弁護すること...
三木清 「解釈学と修辞学」
...その様な虫の良い自己の態度を自ら弁護するために...
三好十郎 「俳優への手紙」
...彼女たちを弁護する方法があるだろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうせむだ使いに捨てる金だからと弁護する人があるかもしれぬ...
柳田国男 「雪国の春」
...厭だというのを無理にしたのだと弁護する...
横光利一 「夜の靴」
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