...弁円の踵(くびす)の先から満身へ燃えあがった...
吉川英治 「親鸞」
...訊きたいところだ」三「弁円...
吉川英治 「親鸞」
...自分の力で突きとめてみせる」弁円は...
吉川英治 「親鸞」
...「弁円……」「なんだ」「おれはもう...
吉川英治 「親鸞」
...かねて弁円から聞いていることによって叡山(えいざん)の卑劣な奸策(かんさく)が大きな動因となっているのをよく知っているからである...
吉川英治 「親鸞」
...親鸞といい――その四郎の生信房といい――共に弁円の心頭をあおる毒炎の中(うち)の仇敵(あだがたき)である...
吉川英治 「親鸞」
...眉間(みけん)に青白い焦躁を刻んでいる弁円の顔もあった...
吉川英治 「親鸞」
...眉をあげているのは弁円であった...
吉川英治 「親鸞」
...「――ここだな」稲田の庵室と見るや否、弁円は、柴の折戸を土足で蹴って、案内もなく、つかつかと庭の闇へ駈け込んだ...
吉川英治 「親鸞」
...播磨公(はりまのきみ)弁円が...
吉川英治 「親鸞」
...朱泥(あけ)で描いた魔神のような弁円の顔をじろと眺め...
吉川英治 「親鸞」
...弁円は、春風のような彼の姿と――その手の先から、思わず一歩退(ひ)いて、(そんな欺瞞(ぎまん)に)と、呼吸(いき)のうちで叱咤し、(そんな甘手(あまて)にかかるおれではない)と、満身の殺気を眸(ひとみ)にあつめて、炬(きょ)のように睨(にら)まえたが、なんとはなく、体の筋を抜かれたように、眸にも、ここへ来るまでの憎悪や兇暴な勢いを断ちきれなくなった...
吉川英治 「親鸞」
...弁円も黙ってしまった...
吉川英治 「親鸞」
...燃えるだけのものを、弁円は今、五臓から四肢(しし)全体に燃やしきっていた...
吉川英治 「親鸞」
...弁円は坐っていた...
吉川英治 「親鸞」
...弁円は嗚咽(おえつ)していった...
吉川英治 「親鸞」
...なお慟哭(どうこく)してやまない弁円を...
吉川英治 「親鸞」
...弁円は大地に膝を改めて...
吉川英治 「親鸞」
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