...得意らしく弁じ立てるのです...
芥川龍之介 「妖婆」
...それは「現政府は人民に対して……」とか何とかすらすらと弁じ立てるよりも遥(はる)かに強く現政府というものについての意識を聴衆の頭に呼び起こします...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それが大きな声で滔々(とうとう)と弁じ立てるのでちっともおかしくなくて不愉快である...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...初手から逃(に)げ路(みち)が作ってある事だから滔々(とうとう)と弁じ立てる...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...――こっちのは知事の娘です」と一人で弁じ立てる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...銘々自分だけ良い子になろうと弁じ立てるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勢いよく弁じ立てるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いとも面白く弁じ立てるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここがキキドコロと首を振り振り弁じ立てる...
久生十蘭 「魔都」
...鬚(ひげ)むしゃな醜い顔の鼻だけを赤くしながら顎(あご)を上げて弁じ立てる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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