例文・使い方一覧でみる「弁じる」の意味
スポンサーリンク...積極的に強からざるは弁じるを待たず... 
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...豊太郎を通じて弁じるやうな仲になつてゐた...
武田麟太郎 「一の酉」
...彼女達は多く私用を弁じるが...
外村繁 「澪標」
...君侯のそばで用を弁じる者即ち小姓の監督をし...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...弁じるか？ 聞いていると...
直木三十五 「南国太平記」
...万事氷を溶かして弁じるのだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...むろん朝鮮人にとっては船の英米を弁じる由もなかったけれども...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...一言半句オッペルトは弁じることをしないのであるか？ ジェンキンスに関しては最後にただ一回きり...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...大そう上機嫌で弁じるのであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...大そう上機嫌（じょうきげん）で弁じるのであった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...するとみそのが膝詰めで教育論を弁じることがあつた...
牧野信一 「淡雪」
...一家の活計はそれで立てて行くのであるから従つて女の権利が強くかつ生計上の事については何もかも女が弁じる事になつて居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...用を弁じるのに一向不便を感じることがなく...
武者金吉 「地震なまず」
...』とお神さんが弁じるのをなだめて...
村山槐多 「殺人行者」
...無用の用を弁じる性格らしく社長と社員との関係さえもない...
横光利一 「旅愁」
...私費をもって弁じる掟（おきて）になっている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...こんな時にゃいつでも用の弁じる金箱（かねばこ）を頭領は持っているはずじゃありませんか」「金箱を」「忘れたんですか...
吉川英治 「親鸞」
...わたしの用を弁じるためにさきを争うどころでなく...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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