...従って家の建て方などに面白い点もあるが...
石川欣一 「山を思う」
...古めかしい建て方でした...
江戸川乱歩 「大金塊」
...廊下がいやにまがりくねっているような建て方でしたが...
江戸川乱歩 「大金塊」
...あの頃までは東京の町家も皆薄暗い建て方で...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...この建物が何処か支那の港町にあるような建て方で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...まして湯殿がおそろしく陰気な建て方で...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...もう一度よく此の邸の建て方や...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...農家の建て方など古い昔のままだそうです...
寺田寅彦 「先生への通信」
...お隣りはどんな建て方をなさるか知れないが...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...それは住居(すまい)だか倉庫だか分らないような建て方であった...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...表つきは武術道場らしい武者窓を持った建て方だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...融通の利かない建て方で無く...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...こんなにも自然の一部になり切っている建て方も少いであろう...
柳宗悦 「全羅紀行」
...やはりヨハンが建て方をさしずして...
吉川英治 「江戸三国志」
...この辺では珍らしい洋式を取り入れた建て方のものであった...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...それが猿真似だ、温室の湯をスチームがわりにする位、子供だってするだろうさ……ふっふっふっ、方法? 方法があるのさ」そういうと、もう一度私を確かめるように見なおすと、「それは、この建て方だ、温室の建て方だよ、他の奴みたいに空地がありさえすれば、構わず建てたのとは違うね、それからアンテナだ」「へえ、温室にアンテナがいるのかね、……なるほど、そういわれるとみんなついているようだ」私は、そろそろ変な話になって来た、と思いながら、そのアンテナという温室上の、数条の空中線を見上げた...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...一つの国土における家の建て方村落の位置の選び方などには...
和辻哲郎 「孔子」
...壁を多く使った切妻(きりづま)風の建て方も...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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