...建つことにきまつた今日こそ...
會津八一 「綜合大學の圖書」
...商賈(しょうこ)もドシドシ建つようだし...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...其中庵は建つ、――だが――私はやつぱり苦しい、苦しい、こんなに苦しんでも其中庵を建てたいのか、建てなければならないのか...
種田山頭火 「行乞記」
...天子始めて漢家の封(ほう)を建つるめでたきときに...
中島敦 「李陵」
...田圃の中に建つ校舎の様が...
中原中也 「校長」
...映画館は二十七とかになったそうであるが、また新しく七百坪とかの大映画館が、建つそうである...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...その湾に向かつてゐる丘の上に円通寺は建つてゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...制度紀律を建つるは...
蜷川新 「天皇」
...此の碑を建つる旨を莊重な琉球文で記してある...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...まとまつて清潔に建つてゐる家をみると重吉は...
林芙美子 「なぐさめ」
...それらの悲惨事の上にのみ建つ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...その寺へ行く路の方にもだいぶ家の建つてゐるのが目についた...
原民喜 「氷花」
...その高台に建つX大学の半焼の建物はひつそりとして夕暮のなかに見える...
原民喜 「魔のひととき」
...新しい劇場(こや)が建つちゅうようなこた...
火野葦平 「花と龍」
...華族が一人死ぬると長屋の十軒も建つ程の地面を塞げて...
正岡子規 「墓」
...御寺の建つ事は結構だが何(ど)うか妻帯を為(な)さらぬ清僧(せいそう)を住持(じうぢ)にして戴(いたゞ)きたいと掛合(かけあ)つた...
與謝野寛 「蓬生」
...また楠公碑を建つことにも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...扇屋の建つよりもずっと以前からあるもので...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??