...『延寿相談所』などという珍妙な看板が...
海野十三 「火星兵団」
...家元延寿太夫(えんじゆだいふ)が順三との幼馴染(おさななじみ)を懐(おも)ひ出して...
薄田泣菫 「茶話」
...先代の延寿は道楽といふ道楽を仕尽(しつく)して...
薄田泣菫 「茶話」
...延寿太夫父子吉野山出語あればなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...養子延寿太夫を薫陶したばかりでなく...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...「尊家は仙方延寿丹(せんぽうえんじゅたん)...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...熱海延寿旅館へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ニットーレコードも、晩年は、タイヘイレコードと併合され、末路はかなくついえてしまったが、その頃関西から九州へかけての地盤はたいしたもので、今の山城少椽(当時古靭太夫)、観世左近、清元延寿太夫、吉住小三郎、関屋敏子、先代桂春團治、立花家花橘などがその代表的な専属芸術家で、かの「道頓堀行進曲」以来今日の流行歌や歌謡曲の前身をなすジャズ小唄なるものが台頭しだしてからは、故小花、それから美ち奴の両君もこの会社から華々しく打ってでたし、新人時代には、東海林太郎、松平晃、松島詩子君なども、この会社へみな吹き込んでいたものである...
正岡容 「わが寄席青春録」
...漢の焦延寿の『易林』に巽(そん)鶏と為すとあれば...
南方熊楠 「十二支考」
...延寿王院(神宮寺といふ)に入りて菅公真蹟を拝観す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一この話の中に活躍する延寿国資(えんじゅくにすけ)と...
夢野久作 「名君忠之」
...延寿国資の銘刀と...
夢野久作 「名君忠之」
...違うたもんじゃ違うたもんじゃとギヤマン茶碗や、延寿の刀や、姉妹の妾を見せびらかして吹聴致しているので皆、顔を背向(そむ)けている...
夢野久作 「名君忠之」
...左手には薩州から拝領の延寿国資の大刀……右手には最愛の孫...
夢野久作 「名君忠之」
...坐ったまま延寿国資の大刀を引寄せて...
夢野久作 「名君忠之」
...これは延寿酒といって...
吉川英治 「三国志」
...唖(おし)の世(よ)一空地が半分以上も占(し)めている六条の延寿院(えんじゅいん)附近は...
吉川英治 「親鸞」
...延寿の父親の大炊(おおい)は...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??