...廟堂の大権をも左右するに至る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その霊廟を再建(さいこん)する際に頭蓋骨(づがいこつ)だけゲエテに贈ることになつた...
芥川龍之介 「続澄江堂雑記」
...結局自分の廟(おみや)の中に帰って来た...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...家の外へ出て城隍廟(じょうこうびょう)へ往った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...金銀廟のことも、行ったことはないが、話には聞いています...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...日光の廟門を模擬した博覧会場の建築物にも均しい...
永井荷風 「申訳」
...自分が芝の霊廟に対して傾注する感激の底には...
永井荷風 「霊廟」
...寛永寺の徳川廟前の石燈籠(いしどうろう)を倒して...
中里介山 「大菩薩峠」
...北京で西蔵布教の命令を受けると、有向は蒙古のドロンノールへ行き、ラマ廟に四年、西蔵人の遊牧者の天幕に三年居て、ラマ僧の完全な肉体化をしたうえ、二百人以上の巡礼と話をして道関組織の綿密な研究をしている...
久生十蘭 「新西遊記」
...與謝野 寛千山の無量観(道教の廟)の外景千山の無量観の一部内景出発と船中(與謝野 寛)×自分は妻を携へて満蒙と北京とへ旅行することになつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...漢室の廟堂(びょうどう)そのものが腐敗しているのだ...
吉川英治 「三国志」
...廟(びょう)を下り...
吉川英治 「三国志」
...朝廟(ちょうびょう)はどうなるであろう」「ふたたび...
吉川英治 「三国志」
...廟堂(びょうどう)の冷や飯食いめ」発矢(はっし)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...衰兆(すいちょう)の見えない平家を廟堂(びょうどう)から追い落そうなどとしても...
吉川英治 「親鸞」
...廟議や政務にいたっては...
吉川英治 「平の将門」
...徳川代々の廟所(びょうしょ)じゃないか...
吉川英治 「松のや露八」
...彼らには異国の巨大な霊廟があるのであり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索