例文・使い方一覧でみる「廓」の意味


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...そして鼻の孔(あな)の正しい輪にも...   そして鼻の孔の正しい輪廓にもの読み方
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」

...全体の輪は少しも変らないが...   全体の輪廓は少しも変らないがの読み方
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」

...柿江はその川を越して遊から離れるべきだったのに...   柿江はその川を越して遊廓から離れるべきだったのにの読み方
有島武郎 「星座」

...環堵然として空宇人(ひと)を絶ち...   環堵廓然として空宇人を絶ちの読み方
高山樗牛 「人生終に奈何」

...立山の主峰が尖んがった輪を見せていた...   立山の主峰が尖んがった輪廓を見せていたの読み方
田中貢太郎 「立山の亡者宿」

...『何うでしたな? 旦那は? へ行きましたかな?』とか何とか言ふ筈であるのに...   『何うでしたな? 旦那は? 廓へ行きましたかな?』とか何とか言ふ筈であるのにの読み方
田山録弥 「船路」

...まして瀟洒(しょうしゃ)とした町(くるわまち)の宵(よい)などを歩いていると...   まして瀟洒とした廓町の宵などを歩いているとの読み方
近松秋江 「狂乱」

...戦時体制がこの思想輪に一段と城壁を構築した...   戦時体制がこの思想輪廓に一段と城壁を構築したの読み方
戸坂潤 「日本文化の特殊性」

...ここの渡しをいそぎ橋場の岸近くなる時真崎稲荷(まっさきいなり)の森かげをぬひて(くるわ)の灯を望み見たりし情景も明治四十一年の頃には既に過ぎし世の語り草なりけり...   ここの渡しをいそぎ橋場の岸近くなる時真崎稲荷の森かげをぬひて廓の灯を望み見たりし情景も明治四十一年の頃には既に過ぎし世の語り草なりけりの読み方
永井荷風 「桑中喜語」

...十二はじめて(くるわ)の大門を潜(くぐ)ってみた兵馬の眼には...   十二はじめて廓の大門を潜ってみた兵馬の眼にはの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...城を設けぬ交際ぶりに...   城廓を設けぬ交際ぶりにの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...内(なか)の大卷(おほまき)さんよりも奇麗だと皆がいふよ...   廓内の大卷さんよりも奇麗だと皆がいふよの読み方
樋口一葉 「たけくらべ」

...その白い顔の輪(りんかく)がもうほとんど見分けられないくらいの暗さになりだしていた...   その白い顔の輪廓がもうほとんど見分けられないくらいの暗さになりだしていたの読み方
堀辰雄 「美しい村」

...人知れず煙りのうちに指先きをもつて何かの輪を描いてゐるといふ風であつた...   人知れず煙りのうちに指先きをもつて何かの輪廓を描いてゐるといふ風であつたの読み方
牧野信一 「心象風景」

...足は自然に内へ向う...   足は自然に廓内へ向うの読み方
山本笑月 「明治世相百話」

...外(がいかく)から手繰(たぐ)ってゆくのも案外おもしろいかも知れない...   外廓から手繰ってゆくのも案外おもしろいかも知れないの読み方
吉川英治 「親鸞」

...観音堂から田町の裏田圃(うらたんぼ)――向うを見ると吉原の一が宵の空に薄黒く浮いていた...   観音堂から田町の裏田圃――向うを見ると吉原の一廓が宵の空に薄黒く浮いていたの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

...(なか)にいる...   廓にいるの読み方
吉川英治 「鳴門秘帖」

「廓」の読みかた

「廓」の書き方・書き順

いろんなフォントで「廓」

「廓」の英語の意味

「廓なんとか」といえば?   「なんとか廓」の一覧  


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