...」川蒸汽は僕等の話の中(うち)に廐橋(うまやばし)の下へはひつて行つた...
芥川龍之介 「本所両国」
...廐には未だ二日分許り秣(まぐさ)があつたので...
石川啄木 「天鵞絨」
...二三町にして右折し、線路を越えて、廐の門を入る...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...ウイリイは廐(うまや)へ行って...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...廐(うまや)の馬を引きだして家を出...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...自分の馬をラバールの家の廐(うまや)に預けに行ったのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宿屋では麦は馬に食われるより廐(うまや)の小僧どもの飲み代(しろ)になってしまうことを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御廐(おんまや)の喜三太(きさんだ)を描いたものですな」「ははあ」「鎮西八郎...
中里介山 「大菩薩峠」
...行つて見ると納屋でなく廐(うまや)である...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...廐の屋根裏には野梯子が掛つてゐる...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...御城内のお廐一切のことを司る役なんでございます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すぐ近所のデュブール街の貸廐(かしうまや)に置いてあるのです...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...かぎりなく鳥はすだけどこゝろこそいとそゞろなれ竹行李小きをになひ雲しろき飯場を出でぬみちのべにしやが花さけばかうもりの柄こそわびしきかすかなる霧雨ふりて丘はたゞいちめんの青谷あひの細き棚田に積まれつゝ廐肥もぬれたり...
宮沢賢治 「釜石よりの帰り」
...カラカスで馬が廐舎から高地へ逃げ出したということである(ミルン...
武者金吉 「地震なまず」
...廐橋に近い浅草三好町のある銭湯の女湯では...
武者金吉 「地震なまず」
...廐橋手前(うまやばしでまえ)までは...
森鴎外 「百物語」
...飛騨の竹原村の御廐野(みまやの)という部落に入った...
柳田国男 「故郷七十年」
...廐王像設専二金閣一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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